2018年12月11日
絵に書いたようなメタボ体型
金髪の長髪
ねじり鉢巻き
だみ声、早口
それがハリーさん。
ボロブドゥールの日本語ガイドです。
日本で暮らしていたので日本語はとても上手。
歌が好きで、日本の歌謡曲もたくさん知っています。
豪快で、ひょうきんで、心優しい。
ユーモアを交えながらのボロブドゥール寺院の説明はとても分かりやすくて楽しく、ボロブドゥール寺院でのおもしろ写真の腕はプロ級。
ハリーさんはガイドであると同時に一級のエンターテイナー。
そんなハリーさんが、きのう亡くなりました。
糖尿病で急に動けなくなって入院したのが3週間前。
医者の言うことを聞かずに家に帰ってきてバイクを乗り回していたのが数日前。
「年末年始は日本人のお客さんいっぱい来るから、それまでに良くなってよ!」
「大丈夫でーす。任せてくださーい!」
…というのがハリーさんと交わした最後の会話になってしまいました。
困るよ、Pak ハリー。そんな急にいなくなられると。
この年末年始だけじゃなくて、来年のGWもワイサックもお願いねって言ったでしょ。
別に毎日会うような間柄じゃなかったけどさぁ、もう2度とPak ハリーのガハハって笑う声が聞けないかと思うと、目の奥が痛くなる。
すこしは心の整理ができるかと思って、これ書き始めたけど、余計に色んなことが思い出されてきて、心の整理どころか、どんどん気持ちが沈んでいく。
「またねーっ」てPak ハリーの持ちネタで終われるような気持ちにもっていけないわ。
どうしてくれるのよ、Pak ハリー。