( イ: Api Abadi Mrapen )
地表に噴出している炭化水素ガスが燃焼することで地面で火が燃えているように見える地質学的現象が見られる、中部ジャワ州グロボガン県の観光地のひとつ。ガスは常に噴出しているため、火は常に見ることができる。
聖なる火として、毎年ワイサックの儀式に使うための火や国際的なスポーツ大会の聖火として使われている。
この地域では、15世紀のマジャパヒト王国滅亡に関わったドゥマク王国 ( 15世紀から16世紀にジャワ島北岸に栄えたイスラム王国 ) の宗教指導者スナン・カリジャガが国へ帰る途中に料理のための火を求めて地面に棒を突き刺したところ、火が噴出したのがこの火の始まりという伝説が残されている。
2020年に火が消滅したと言われたが、現在もガスは噴出しており、肉眼で確認することができる。また紙や落ち葉を噴出口に置くと自然発火することも試すことができる。
敷地内には、件の王が料理のための水を求めて棒を刺したら水が出たといわれている泉 ” センダン・ドゥド Sendang Dudo ” とスナン・カリジャガによって運ばれてきたマジャパヒト王国時代の建物の土台または柱だったと伝わる ” ワトゥ・ボボッ Watu Bobot ” という約20㎏の岩がある。
【 基本情報 】
入場料 | Rp 2,500 ※大人・子ども同額 ※クレジットカード払い不可 |
営業時間 | 8:00 ~ 17:00 |
【 行き方 】
公共の交通機関はありません。近郊の町で車をチャーターしてお出かけください。
スマランから車で約1時間半。
ボロブドゥールから車で約3時間半。
ジョグジャカルタから車で約4時間15分。
ツアー情報 ー
ボロブドゥールまたはジョグジャカルタ発でアピ・アバディ・ムラペンへ行くには、車チャーターで。