インドネシアではお風呂のことをマンディ ( Mandi ) といいます。日本のお風呂とインドネシアのマンディ、習慣が全然違います。
ジャワ島では朝と夕方にマンディをするのが一般的ですが、お湯に浸かるという習慣がありません。なので一般家庭ではもちろん、ホテルでもほとんどバスタブはありません。老舗のホテルの中には全室バスタブ付きのホテルもありますが、新しいホテルではスイート以外はバスタブなしというのが主流です。
また一般家庭ではシャワーもなく、大きな水桶から手桶で水を掬い頭から豪快に浴びる水浴びスタイルのところが多いです。安宿ではシャワーすらなく水浴びしかないようなところもまだあります。これはホテルの部屋説明文にもはっきりと明示されていないことが多く、チェックインして初めて判明するケースが多いです。
また、地域差がありますが、平地に住んでいる人はお湯を使わず、水でマンディをする人が多いです。ホテルと名のついたところでは必ずお湯は出ますが、安宿でわざわざホットシャワーと表示がある場合は要注意。ホットシャワーと書かれた部屋でしかお湯は出ないということです。つまりホットシャワーと書かれていない部屋は水のみです。
私が知るかぎり、ブロモ火山やイジェン火山近くのバニュワンギの安宿で特に激安のところは水マンディしかありません。特にブロモ火山の朝晩はとても寒く水マンディなんてできません。少々高くてもお湯のある宿を選ぶことをおすすめします。