【体験レポート】ボロブドゥールからジョグジャカルタへのバス移動

このバスはジョグジャカルタとボロブドゥールを結ぶ唯一の公共交通機関です。
これはボロブドゥールからジョグジャカルタへ出かけたときに、このバスに乗った時のレポートです。

乗車日 : 2018年9月17日(月)
乗車区間 : 始点ボロブドゥール・バスターミナル → 終点ジョグジャカルタ・ジョンボール・バスターミナル

ボロブドゥール・バスターミナルで
広いターミナルですが、バスはほとんど停まっておらず、建物も切符売場なく、閑散とした印象のターミナルです。
ジョグジャカルタ行きのバスは5:00~17:00のあいだ、約15分間隔で運行しています。
バイクタクシーやベチャのおじさん数人がたむろしていて、「どこに行くのか?」と聞いてきます。「ジョグジャカルタ」と答えるとジョグジャカルタ行きのバスを教えてくれます ( バイクタクシーのおじさんはバイクでジョグジャカルタまで送ると軽く営業してきました。値段を聞くと、Rp 100,000でした )。

バス車内で
絵にかいたようなオンボロ車 ( この路線は何度か乗ってますが、毎回、扉が閉まらない・座席が外れかけている…などなどオンボロ車のオンパレードです )。当然、エアコンやシートベルトはありません。またスーツケースなどの大きな荷物を置けるスペースもほぼありません。
運転手と乗務員の2名体制。ほとんど英語は通じません。また車内アナウンスもありません。
ある程度の人数が集まると出発します。ボロブドゥール・バスターミナルを出発後も何か所かで乗客を拾っていきます。
ボロブドゥール・エリアを出ると乗務員が集金に来ます。Rp 25,000でした。乗車券はありません。( このバスには明確に運賃が表示されているものは何もありません。乗務員の言い値です。外国人に対して法外なぼったくりの話は聞いたことはありませんが、Rp 25,000のときもあれば、外国人だとみられて Rp 35,000を請求されたときもあります )。乗務員が十分なお釣りを持っていない可能性が高いので、予め小さなお金を用意しておいたほうが無難です。
ボロブドゥールから約15分くらい走るとムンティラン Muntilan という小さな町のバスターミナルに入り、また乗客を拾いながら、ジョグジャカルタに向けて出発します。
ジョグジャカルタのジョンボール・バスターミナルに近づくと、予め乗務員に降車場所を指定していた人たち数人が路上で下車。その後、ジョンボール・バスターミナルに入ります。
ボロブドゥール・バスターミナルからジョンボール・バスターミナルまで約1時間20分でした。

ジョンボール・バスターミナルで
ジョンボール・バスターミナルは、正確にはジョグジャカルタ市ではなくジョグジャカルタ特別州スレマン県に位置します。ジョグジャカルタ市内へ行くには、このジョンボール・バスターミナルで乗り換えが必要です。
ジョンボール・バスターミナルの一角にはジョグジャカルタ市内を走る路線バス トランス・ジョグジャ Trans Jogja の専用バス停があり、このバスでジョグジャカルタ市内へと移動可能です。ジョンボール・バスターミナルにはトランス・ジョグジャの6路線が乗り入れており、行先によって路線を選びます。専用バス停の入口は1か所のみ。入口で運賃 Rp 3,500 ( 乗車区間にかかわらず一律同額 )を支払、バスが来るのを待ちます ( どの路線に乗ればいいのかわからない場合は、係員に聞けば教えてくれます )。トランス・ジョグジャも正確な時刻表はなく、5:30~21:00まで10分~20分間隔で運行しています。車内は冷房が効いています。車内アナウンスはインドネシア語のみ。