ルンバン・ラセム」カテゴリーアーカイブ

【観光情報】ニャー・ラセム

( イ: Nyah Lasem )

1800年代に建てられた、中華系インドネシア人のバティック商人の邸宅をそのまま使っているミュージアム兼カフェ。

名前の ” ニャー ” とは、” ニョニャ ”など華僑が人を呼ぶときに使う言葉 ( 日本語では「〇〇さん」に当たる ) から名づけられた。

建物の保存状態はよく、淡いミントグリーンの柱や扉など昔の面影を髄所に残している。

館内には、この館に残されていた日用品や切手などのコレクションやラセムの歴史年表が展示されている。

2016年に開館後、ラセムのアート活動の中心としても利用されており、現代アートと融合した新しいデコレーションも魅力。

庭ではドリンクや軽食を楽しめるカフェも併設されている。


【 基本情報 】

入場料 無料
営業時間 9:00 ~ 17:00

【 行き方 】
公共の交通機関はありません。
ルンバン市内から車で約20分。
ラセムの中心部から徒歩約5分。

【観光情報】プラフ・クノ

( 英: Ancient Boat Lembang、イ: SItus Perahu Kuno Lembang )

2008年に塩田を作るために整地していた村人によって発見された古い木製のボート。
長さ15メートル、幅4.6mで、ほぼ完璧な姿で発掘された。また船内からは器やグラスなども発見されている。

放射性炭素年代測定により7世紀から8世紀のころに使われていたものだと推定されている。

古代の典型的な造船技術で造られた縫合船で、木材の接合はヤシの繊維が使われていた。

当時、ルンバンの対岸にあったムリア島 ( 16世紀終わりごろまで現在のクドゥス県・パティ県以北はムリア海峡で隔てられており、ジャワ島とは別の島を形成していたことが地質学調査で判明している ) へやさらに遠くの島との交易がこのような船で行われていたことの証左となっている。


【 基本情報 】

入場料 無料
営業時間 8:00 ~ 16:00

【 行き方 】
公共の交通機関はありません。
ルンバン市内から車で約15分。
ラセムから車で約10分。

【観光情報】慈安宮

( 英: Tjoe An Kiong Temple、イ: Klenteng Cu An Kiong )

鮮やかなピンク色が目を引く中国寺院。
建設年代は14世紀から16世紀と諸説あるものの、ジャワ島で最も古い中国寺院の一つとされている。

本堂に祀られているのは、航海や漁業の守護神として崇められている道教の女神・媽祖 ( 中華系インドネシア人は媽祖のことを ” 天上聖母 ” と呼び、入口に漢字で刻印されている )。 本堂は一般公開されていない。

中国から渡来しラセムに定着した華僑によって建設されたと言われており、今でもこの地方の特産となっている良質なチーク材を多用している。

寺院の敷地内には、バタヴィア ( 現在のジャカルタ ) で1740年に起こった中国人虐殺に端を発したジャワ人と華僑の混成軍がオランダ東インド会社と戦ったときの記念碑がある。


【 基本情報 】

入場料 無料
営業時間 8:00 ~ 16:00

【 行き方 】
公共の交通機関はありません。
ルンバン市内から車で約20分。
ラセムの中心部から徒歩約15分。

【観光情報】ティオンコッ・クチール・ヘリテージ・ラセム

( 英: Little China Heritage Lasem、イ: Tionkok Kecil Heritage Lasem )

ラセムで最も有名で、町のアイコンとなっている観光地。

真っ赤な壁やジャワとオランダ折衷の古い建物と中国風の装飾が旅情を感じさせてくれる。

宿泊施設 ” ルマー・メラー・ヘリテージ・ラセム Rumah Merah Heritage Lasem “、インドネシア中華料理のレストラン ” ワルン・ラセム Waroeng Lasem ” 、バティック工房 ” オマー・バティック・ラセム Omah Batik Lasem ” の3つの施設がある。

敷地内には18世紀から19世紀に建てられた邸宅が数棟あり、宿泊施設やバティック工房として使用されている。

バティック工房ではバティックの製作過程を見ることもできる。ここにはラセムのバティックについて詳しく書かれたパネル ( インドネシア語と英語 ) があり、特にラセムバティックに興味がある人におすすめ。


【 基本情報 】

入場料 レストラン・バティック工房は 無料
宿泊施設は宿泊客のみ立入可
営業時間 宿泊施設 24時間
レストラン 10:00 ~ 20:00
バティック工房 7:30 ~ 20:00

【 行き方 】
公共の交通機関はありません。
ルンバン市内から車で約20分。
町の中心部にあり、ほかの観光地や宿泊施設から徒歩またはレンタルバイクでアクセス可。