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【体験レポート】ボロブドゥールからジョグジャカルタ国際空港YIAへバス移動

2022年8月現在、ボロブドゥール⇆ジョグジャカルタ国際空港YIAはDAMRIという会社が空港バスを運行しています。
マグラン市を始発としボロブドゥールを経由する便もあれば、ボロブドゥール発の便もありますが、いずれもきちんとした時刻表・予約システムはありません。朝7:00ごろから夕方16:00ごろまで1時間~2時間に1本の割合で運行しているそうです。

乗車日 : 2022年8月14日(日)
乗車区間 : ボロブドゥール・バスターミナル → 終点ジョグジャカルタ国際空港YIA

ボロブドゥール・バスターミナルで
時刻表がないので、午前中にバスターミナルに行き、大体の時間を確認することにしました。が、窓口もデスクも何もないので、周辺にいる人にDAMRI、DAMRIと言い続け、ようやくスタッフを発見 ( いちおう、DAMRIと書いた服を着ています )。午後のバススケジュールを聞くと、12:00、14:00、15:00にあるとのこと ( 12:00と14:00のはマグラン市発、15:00はボロブドゥール発だそうです )。予約はできないとのことでしたが、14:00にまた来るからねと言い置いて一旦帰宅して準備をし、14:00前に再度バスターミナルへ。
すると、さっき話をしたスタッフはおらず、別のスタッフが。14:00に便に乗りたいというと、始発地点のスタッフかドライバーかに電話し席が空いているか確認してくれました。そのうえで、しばらく待てとのこと。英語は通じず、インドネシア語のみ。
バスターミナルにはベンチあり、周辺にお菓子や飲み物やローカルフードを売る店あり。
バスは14:30ころに到着。トヨタのハイエースで、客席13席のうち最後列の4席は荷物スペースにしていたので、実質客席9席。すでに6人先客があり、ほぼ満席で出発。乗車前にドライバーに直接料金を支払い。1人Rp 85,000 ( 子どもは3歳から同料金 )。切符も領収書もなし。ボロブドゥールでの停車時間は約1分。

バス車内で
車掌はなし、ドライバー1名で運行。
車内はエアコンあり、シートベルトありで快適。

ジョグジャカルタ国際空港
ボロブドゥール出発後、約1時間半で空港に到着。
出発ターミナル階→到着ターミナル階という順で乗客を降ろし終了。


この空港バスがボロブドゥール⇆ジョグジャカルタ国際空港YIAの唯一の公共交通機関であり、もっとも安価な移動方法です。
ただ、
➀本数が少ない
➁時刻表や予約システムがない
③座席数が少ない
④基本、インドネシア語のみ
という状態なので、時間を有意義に使いたい・移動に余計な時間はかけたくないというタイプの旅をする場合には使いづらいかなと思います。

当社ではボロブドゥール⇆ジョグジャカルタ国際空港YIAの送迎サービスも用意しています。フライトの時間に合わせて、プライベートカーでサクッとご案内するので心配・不安・ストレスとは無縁。ぜひご検討ください。
空港送迎サービスの詳細はこちら

【体験レポート】ボロブドゥールからジョグジャカルタへのバス移動

このバスはジョグジャカルタとボロブドゥールを結ぶ唯一の公共交通機関です。
これはボロブドゥールからジョグジャカルタへ出かけたときに、このバスに乗った時のレポートです。

乗車日 : 2018年9月17日(月)
乗車区間 : 始点ボロブドゥール・バスターミナル → 終点ジョグジャカルタ・ジョンボール・バスターミナル

ボロブドゥール・バスターミナルで
広いターミナルですが、バスはほとんど停まっておらず、建物も切符売場なく、閑散とした印象のターミナルです。
ジョグジャカルタ行きのバスは5:00~17:00のあいだ、約15分間隔で運行しています。
バイクタクシーやベチャのおじさん数人がたむろしていて、「どこに行くのか?」と聞いてきます。「ジョグジャカルタ」と答えるとジョグジャカルタ行きのバスを教えてくれます ( バイクタクシーのおじさんはバイクでジョグジャカルタまで送ると軽く営業してきました。値段を聞くと、Rp 100,000でした )。

バス車内で
絵にかいたようなオンボロ車 ( この路線は何度か乗ってますが、毎回、扉が閉まらない・座席が外れかけている…などなどオンボロ車のオンパレードです )。当然、エアコンやシートベルトはありません。またスーツケースなどの大きな荷物を置けるスペースもほぼありません。
運転手と乗務員の2名体制。ほとんど英語は通じません。また車内アナウンスもありません。
ある程度の人数が集まると出発します。ボロブドゥール・バスターミナルを出発後も何か所かで乗客を拾っていきます。
ボロブドゥール・エリアを出ると乗務員が集金に来ます。Rp 25,000でした。乗車券はありません。( このバスには明確に運賃が表示されているものは何もありません。乗務員の言い値です。外国人に対して法外なぼったくりの話は聞いたことはありませんが、Rp 25,000のときもあれば、外国人だとみられて Rp 35,000を請求されたときもあります )。乗務員が十分なお釣りを持っていない可能性が高いので、予め小さなお金を用意しておいたほうが無難です。
ボロブドゥールから約15分くらい走るとムンティラン Muntilan という小さな町のバスターミナルに入り、また乗客を拾いながら、ジョグジャカルタに向けて出発します。
ジョグジャカルタのジョンボール・バスターミナルに近づくと、予め乗務員に降車場所を指定していた人たち数人が路上で下車。その後、ジョンボール・バスターミナルに入ります。
ボロブドゥール・バスターミナルからジョンボール・バスターミナルまで約1時間20分でした。

ジョンボール・バスターミナルで
ジョンボール・バスターミナルは、正確にはジョグジャカルタ市ではなくジョグジャカルタ特別州スレマン県に位置します。ジョグジャカルタ市内へ行くには、このジョンボール・バスターミナルで乗り換えが必要です。
ジョンボール・バスターミナルの一角にはジョグジャカルタ市内を走る路線バス トランス・ジョグジャ Trans Jogja の専用バス停があり、このバスでジョグジャカルタ市内へと移動可能です。ジョンボール・バスターミナルにはトランス・ジョグジャの6路線が乗り入れており、行先によって路線を選びます。専用バス停の入口は1か所のみ。入口で運賃 Rp 3,500 ( 乗車区間にかかわらず一律同額 )を支払、バスが来るのを待ちます ( どの路線に乗ればいいのかわからない場合は、係員に聞けば教えてくれます )。トランス・ジョグジャも正確な時刻表はなく、5:30~21:00まで10分~20分間隔で運行しています。車内は冷房が効いています。車内アナウンスはインドネシア語のみ。

【体験レポート】トランス・ジャテン ボロブドゥール ー クトアルジョ路線乗車

2020年9月にボロブドゥールに乗り入れが始まったトランス・ジャテン Trans Jateng に乗ってきました。ボロブドゥールのバスターミナルとプルウォレジョ県クトアルジョ郡のバスターミナルを繋ぐ路線です。

トランス・ジャテン Trans Jateng とは
中部ジャワ州の運輸局が運営する定期運行路線バスシステム。中部ジャワ州内の市や県を繋ぎ、人流や経済の活性化が目的。2017年にスマラン市とバウェン市を結ぶ第1号路線の開通を皮切りとし、2021年9月現在5路線が運行中。今後も路線が増える予定。

乗車日 : 2021年9月22日(水)
乗車区間 : SMPN 1 Salaman → 終点ボロブドゥール・バスターミナル

バス停にて
トランス・ジャテン専用のバス停あり。
2021年9月現在、5:00~17:00のあいだ、20分~30分間隔で運行 ( 日本のような正確な時刻表はありません )。運賃は乗車区間に関係なく一律 Rp 4,000。

バス乗車時
バスの姿が確認できたら、手を振って乗車意志を伝えます。
乗降口はバス中央部の1か所のみ。
バスには運転手のほかに乗務員が1名乗務しています。新型コロナウイルス対策として、乗車時に乗務員が乗客の体温を計り、手の消毒も行われます。

乗車中
自由席なので空いている席に着席。乗務員が席まで来るので、降車場所を伝え、運賃を払います ( 乗務員は多少のお釣りは用意していますが、大きな額で支払うとお釣りがない場合もあるので、予めお釣りの出ないように小銭を用意しておいた方が無難です )。その場で乗務員が乗車券を発行してくれます。バス車内でのアナウンスはインドネシア語のみ。冷房が効いていて快適です。

降車
途中のバス停で降車する場合は、バス停が近くなったら乗務員に降車の旨を伝えます ( 日本の路線バスにある降車ベルは乗務員のスタンバイ場所1か所のみにあります )。

【体験レポート】ジョグジャカルタからバンドンへの列車移動

ジョグジャカルタ中央駅・トゥグ Tugu 駅からバンドン Bandung 駅への列車移動のレポートです。

乗車日 : 2019年6月30日(日)
列車 : MUTIARA SELATAN ( マラン駅発、バンドン駅行 )

予約・購入
乗車日の9日前。
この列車は、エコノミークラスとエグゼクティブクラスの2タイプ ( いずれも座席指定制 )。
エコノミーは、横に4席 × 20列、Rp 240,000。
エグゼクティブは、横に 3ないし4席 × 13列、Rp 365,000。
長時間移動で、この差額なら、断然エグゼクティブ!ということで最後の1席を購入しました。
ちなみに、エコノミーは一区画の座席が進行方向とは逆向きでした。エグゼクティブは全座席進行方向向きでした。

トゥグ駅 Stasiun Tugu にて
トゥグ駅には北と南に出入り口があります。
マリオボロ通り以北からのアクセスは北口、マリオボロ通り以南からのアクセスは南口を使うことになります。私はボロブドゥールからだったので北口を利用しました。
駅はとても小さく、チェックインも改札もホームもすべて1階です。
駅に入ったらまずはチェックイン。チェックインカウンターのコンピューターに予約番号6桁を入力するかバーコードをスキャンするとスクリーンに予約内容が出てくるので確認。横のプリンターから乗車券が出てきます。
乗車券とパスポートを改札で係員に見せ、中へ。どの駅でもそうですが、プラットホームへは乗車券を持っている人しか入れません。
ホームは1番線から6番線まであります。電光掲示板にはまだ反映されていなかったので係員に「この列車は何番ホームですか?」と聞いたところ、「4番線か5番線。アナウンスを待て」とのことでした。
改札を抜けてすぐにベンチがあるので座って待てます ( 一部の椅子にはコンセントがついてて充電可 )。構内には売店・喫茶店・有料ラウンジがあり深夜も営業していました。トイレ・充電コーナーあり。荷物預け場所もありましたが、すでに閉まってました。
列車到着のアナウンスはインドネシア語のみでした。
列車は定刻より5分遅く入線しましたが、出発は定刻どおり。ジョグジャカルタには約10分停車でした。
ホームには車両番号を示す表示は何もありません。とりあえず適当なところで待ち、列車が到着した後に自分が乗る車両を探します。車体には列車名と車両番号が表示されています。

列車のなか
頭の高さのところに座席番号が表記されているので自分の席を探します。
荷物は頭上の棚か足元、または車両の一番後ろに少しスペースがあります。
エグゼクティブクラスの座席には、クッション・毛布・テーブル・フットレスト・コンセント完備。トイレは各車両ごとの前方または後方に2つずつあり。
深夜便ですが、完全消灯ではなく、走行中も結構明るいです。また日本の列車より、走行音・ドアの開閉音が大きいです。熟睡のためにはアイマスクや耳栓があったほうがいいです。
エグゼクティブクラスには一部が片側1席のみの箇所があります。1人旅の味方です。

ジョグジャカルタを出発した後も途中の駅で停まったり、対向列車を待ったりするので結構停まりました。5時すぎには明るくなり、景色がみられるようになります。私の席は進行方向左側の席だったのですが、右側の席のほうが景色が良さそうでした。
明るくなった後はワゴン販売がありました。

バンドンに到着する30分くらい前に係員が毛布を集めに来ました。

車内は常に23℃でした。私は長袖のシャツにライトダウンを着、毛布を掛けていましたが、若干寒かったです。

バンドン駅の1つ前 キアラチョンドン Kiaracondong 駅到着時からインドネシア語に加え英語での車内アナウンスがありましたが、それ以外の駅到着時はインドネシア語でのアナウンスのみでした。

バンドン駅 Stasiun Bandung にて
この列車の終着駅です。
バンドン駅も小さい駅でホームも出口も1階。KELUAR ( 出口 ) という看板のとおりに進むと北口に出ます。( 反対側の南口から出ることも可能です )。下車時に切符は必要ありません。

【体験レポート】ジャカルタからジョグジャカルタへの列車移動

ジャカルタ中央駅・ガンビールGambir駅からジョグジャカルタ中央駅・トゥグTugu駅への列車移動のレポートです。

乗車日 : 2018年6月29日(金)
列車 : ARGO DWIPANGGA FAKUL ( ジャカルタ・ガンビール駅発、ソロ・バラパン駅行 )

予約・購入
前日。金曜日午前中の列車だったのでまだ前日でも空いていましたが、午後からの列車は満席になっていました。

ガンビール駅 Stasiun Gambirにて
ジャカルタで一番大きな駅。構内にはマクドナルド・ケンタッキー・スターバックス・その他カフェやレストランがたくさんあるので早めに行っても十分時間は潰せます。
駅の入り口は1階。改札も1階で、1ヶ所のみです。

まずは切符を入手します。改札の近くにチェックインカウンターがあります。
切符を購入するとアルファベットと数字で6桁の予約番号が出てきます。その予約番号を画面に入力すると、予約した列車名や氏名が出てくるので、手順に沿ってチェックイン。最後に “ Print  ” というボタンをクリックすると、切符が出てきます。切符は1人1枚です。
切符が出てきたら、改札です。改札ではパスポートも一緒に提示します。
プラットホームは2階です。どのプラットホームかは電光掲示板で確認できます。
私が駅に到着したのは9:43。プラットホームに上がったのは9:52。中央駅と言えどもコンパクトな駅なので、手続きは短時間で済みます。早めに来た方がいいのは当たり前ですが、ギリギリでも間に合うのが列車のいいところですよね。
列車の車体には列車名と号車が書かれています。

 

 

 

 

列車のなか
乗車したのはエグゼクティブクラス Eksekutifでした。車内2列 + 2列の配列です。
クッション・足置き・コンセント・フック・テーブル・ゴミ袋完備。
車内アナウンスはインドネシア語と英語。前方にはテレビもあり映画が上映されていました。
トイレは2車両か3車両ごとに付いてます。トイレットペーパーもちゃんとありました。
売店のスタッフが時々席まで食事や飲み物の注文を取りに来ます。また食堂車もあります。でも食堂車まで行っても買えるものは同じでお弁当しかありませんでした。食堂車というよりは売店車ですね。乗客はほとんど来ず、乗員の休憩場所と化していました。

この列車は全車両エグゼクティブクラスのみの最速列車です。列車は定刻に出発。途中の停車駅は、チルボンCirebon、プロウィケルトPurwokerto、ジョグジャカルタ・トゥグ Tuguの3駅のみ。ジャカルタでは線路脇にバラックが続きます。そこを抜けると一面田んぼ。時々、棚田。時々、村。ジャワの原風景とも言える長閑な場所を東に東に走ります。ジョグジャカルタには定刻から遅れること11分、17:40に到着しました。

トゥグ駅 Stasiun Tugu にて
停車駅では5分弱停まっていますので、急いで降りなくても大丈夫です。
トゥグ駅はジョグジャカルタで一番大きな駅ですが、日本の地方の駅と同じかすこし小さいくらい。プラットホームも1階、出口も1階。ベンチやカフェ、売店、タクシー手配ボックスあり。
下車時に切符は必要ありません。人の流れに沿って出口に出るとタクシードライバーやベチャドライバーが客引きしていました。