【観光情報】グヌン・ウキール寺院

( 英: Gunung Wukir Temple、イ: Candi Gunung Wukir )

ボロブドゥールから約15km離れた場所にあるウキール山の頂上にあるヒンドゥー教の寺院。
寺院がある山の名前が寺院の名前にもなっているが、もともと、グヌン Gunung はインドネシア語で「山」、ウキール Wukir もジャワ語で「山」という意味で、山にある寺ということを強調している遺跡。

主堂1つと小堂3つで構成されており、小堂3つは主堂に対面するように横一線に並んでいる。

この寺院近辺および寺院敷地内からジャワ最古とされる碑文 ( チャンガル碑文 Canggal、732年記 ) が出土していることから、730年ごろに建てられたと言われているが、詳しいことはわかっていない。

1937年にオランダが修復をしたが、発見されたときからすでにほとんどの石材が消失しており、現在は主堂・小堂ともその遺構を遺すのみ。
主堂には現存するヨニ ( 女性器のシンボル ) のほか、リンガ ( 男性器のシンボル ) が祀られていたと考えられてる。
小堂には、ナンガというヒンドゥー教の第一神・シヴァの乗りものである瘤牛の石像が見られる。


【 基本情報 】

入場料 無料
営業時間 6:00 – 17:00

【 行き方 】
公共交通機関はありません。ボロブドゥール・ジョグジャカルタから車・バイクをチャーターしてお出かけください。
ボロブドゥールから車・バイクで約35分。
ジョグジャカルタから車・バイクで約50分。

駐車場から寺院までは整備された土道を約15分ほど登ります。


ツアー情報
【ボロブドゥールエリアのすべての遺跡をめぐる】ボロブドゥール・遺跡フィールドトリップ

グヌン・ウキール寺院だけに行くなら、ボロブドゥールまたはジョグジャカルタからの車チャーターがおすすめ。