【お役立ち情報】チップ

日本人を悩ませる海外の習慣 「チップ」。
インドネシアのチップ事情は如何に?必要不要?額はどのくらい?
「チップはどうしたらいい?」と聞かれることが多々ありましたので、今回はインドネシアのチップについて紹介します。

日本にはない習慣だから、チップって本当に難しい。
誰に、いつ、どこで、どうやって渡せばいいのかわからないし、いざ渡すとなるとチップを渡す瞬間は異常に緊張してしまったり。

チップについては、「郷に入れば郷に従え」で現地の人がしていることを真似するのが一番です。


チップの習慣
ガイドブックを見てみると ” インドネシアにはチップの習慣はありません ” と書いてありますが、実際にインドネシア人同士でのやりとりのなかではちょっとしたことをお願いした時なんかに少額を渡しているシーンをよく見ます。
こちらの人たちは手慣れていて、とてもスマートに渡したり、受け取ったりしています。
なので、「チップ」という名前ではないし、欧米の義務的な習慣ではないけれど、感謝や謝罪を伝える手段としてお金を渡す習慣はあると言えます。

ただ観光客が接する職業の人で、チップが主な収入源という人はいません。給料はちゃんともらっているので、彼らにとってもチップはあくまでボーナス的なもの。もらえたらラッキー、もらえなくても支障なしという感じです。

インドネシア人が感謝の意味でお金を渡す場合は、必ずフェイストゥフェイスでサービスを受けた時です。顔の見えない相手に対しては、お金は渡していません。つまり、ホテルでポーターが荷物を持ってきてくれたときは渡すけれど、枕チップは残しません。

チップの金額
お客様から金額について聞かれた時、当社ではいつもコーヒーやタバコの値段を参考にしてくださいと回答します。
ジャワ島なら、コーヒーが1杯10,000ルピア前後、タバコ1箱25,000ルピア前後ですので、チップを渡す場合には、1日あたり10,000~25,000ルピアくらいで十分です。
もし「とってもいいサービスを受けたとか」「すっごく迷惑をかけてしまった」という場合には、50,000ルピアくらいを追加すればいいと思います。

渡し方
こちらの人の渡し方はポーターやルームサービスなど一瞬だけのサービスに対しては、お金が見えないように小さく折り畳んだ紙幣をさっと渡します。ガイドやドライバーなど数時間、ときに数日間一緒に行動する人に対しては一番最後に小さな封筒に入れて握手をした瞬間に渡しています。
どちらの場合も大切なのは、たとえ自分と相手の2人しかいない場面でも、お金を渡していると見えないように渡すこと。お金を見せながら渡すのはもちろんですが、あからさまにチップだとわかるような渡し方は相手を恐縮させてしまうため、さりげなく、さっと渡します。


先に、チップを主収入にしている人はいませんと書きましたが、より安い料金を提示するためにドライバーやガイドの基本給を含まない料金を出し、ドライバーやガイドへのチップを強制する旅行会社があるのは事実です。こういう会社を使う場合はチップは必須ですし、金額も上記のような金額というわけにはいかないのでご注意ください。

当社 Javanava Travelcafe / Borobudur Tour Driver はドライバーやガイドには会社からきちんとお給料を払っています。なので、チップどうしようと悩むことなく存分に旅を楽しんでください!