2022年3月27日
ボロブドゥールでジャティラン・ダンスが行われるというので観に行って来ました。
ボロブドゥール村のパフォーマーによる村のための生粋のローカルイベントです。開始は20:00とのことでしたが、ジャティラン・ダンスが始まったのは21:00前。夕方から降り始めた雨も止み、多くの人が集まっていました。
お腹に響くガムランと太鼓の音、女性の音頭取りの甲高い声、周囲の闇のなかで浮かび上がるオレンジの蛍光灯の光、たばこの煙、踊り子の足に付けられた鈴の音。
それらが混ざり合い浮世離れした世界が出来上がっていて、じーっと見ていると心地良い酔い…というか、こんなにいろんな音がしていて眩しい空間にいるのに眠たくなってくる…というか…指先から脱力していくようで、なんとも不思議な気分になりました。
子どもたちがウトウトしてしまったので、30分ほどで一度車に戻り、それからはパートナーと交代で観に行ったため、すべてを観られたわけではないのですが、2時間ほどのあいだにトランス状態に陥る踊り手が続出!
パートナーによると、観客のなかにもトランスに入ってしまった人が出たそうです。それくらい今夜のジャティラン・ダンスは魔力的で熱気に満ちていました。短いお出かけでしたが、とても濃い時間となりました。