( 英: Mendut Temple、イ: Candi Mendut )

ボロブドゥール寺院を造った仏教王朝シャイレーンドラ朝による仏教寺院。ボロブドゥール寺院よりも少し早く建造されたと考えられている。
13.7m × 13.7ｍの正方形型、高さ26.4ｍ。

1834年ごろから存在が知られ始め、寺院の周りの土の堆積や雑草が除去され始めた。1897年に1回、そして1901年から1904年にかけてオランダによって修復工事が行われている。

階段部分の外壁には本生譚、お堂の外壁には菩薩像の彫刻が施されており、堂内へと続く壁には毘沙門天と鬼子母神の見事な彫刻が残っている。
堂内には、大きな石造りの仏像1体と菩薩像2体が現存している。特に中央の仏像は最高傑作として名高い。

上空から見るとボロブドゥール寺院・パオン寺院と一直線上に並ぶように配置されている。

敷地内にある巨大な樹は菩提樹の一種。

1991年に登録された世界文化遺産「ボロブドゥール寺院群」の一部。

堂内の菩薩像

毘沙門天の彫刻

ご神木

【 基本情報 】

【 行き方 】
ボロブドゥール寺院から約3km、徒歩1時間、車・ベチャ・馬車で10分。
パオン寺院から約1.5km、徒歩30分、車・ベチャ・馬車で5分。