統一地方選挙2024

2024年11月27日

今日は統一地方選挙。
日本籍のわたしは選挙権がないので、これまでは積極的に投票所に行くこともありませんでしたが、今回、我が家が地域の投票所として使われることになり、インドネシアに住み始めて初めて投票の様子を詳しく見ることができました。

数ヶ月前から町中そこここに選挙ポスターが並びだしました ( 日本ではポスター掲示板がありますが、こちらでは各候補者がそれぞれ好きなサイズでポスターを作り、その辺に貼っています ) 。選挙の数日前に選挙委員会の方が投票ハガキ ( こちらでは普通の紙 ) を持ってきました。

今回、ボロブドゥールエリアでは、マグラン県知事と中部ジャワ州知事の2選挙が一度に行われます。

10月頭のある夜、選挙委員会の方2名がうちに来て、投票所として家を使わせてほしいと言われました。投票所の設営は前日の朝から。開票作業などをするため、当日の夜まで丸2日間となるそうです。10月26日には朝6:00から村が所有する椅子やホワイトボードや時計や照明や音響設備が運び込まれると同時に、警備員2名と投票箱が到着 ( この警備員は不正が行われないように寝ずの番です )。

当日、朝5:30には選挙委員会の方々が揃い、最終セッティングとミーティングをして7:00から投票スタート。
「日本と大きく違うなー」と思ったのは、
①入口に投票者全員 ( 約600名 ) の名前・性別・住所・年齢の一覧リストが貼り出されていること
②入口に写真撮影用の場所があったこと
③投票終了後に投票済みの印として小指に紫のインクをつけること ( しれっと何度も投票させないように )。
④いろんなところに椅子があり、投票し終わった後におしゃべりできるようになっていること。

13:00に投票締め切り。その後、選挙委員会の人たちだけで開票作業。これも、マイクで1枚1枚読み上げていき、数人がそれぞれの紙に記入し、全員の結果が合えばOKというシステムのよう。18:00ごろに開票作業は終わっていましたが、そのあとプチ打ち上げと片付けで22:00ごろにお開きとなりました。

ちなみに、それまでずっと降っていた雨が選挙3日前から一切降らず、選挙翌日は朝から大雨。「選挙中降らなくてよかったね」とパートナーや遊びに来ていたドライバーさんたちに言うと、「そりゃ当たり前でしょ、シャーマンが雨降らずのお呪いをかけているんだから」としれっと言われ、さすがインドネシア!となりました。