ジャカルタから朝いちばんのフライトでジョグジャカルタに入り、夜いちばん遅いフライトでジャカルタに戻るという一般的なボロブドゥール寺院 & プランバナン寺院日帰りツアーのはずが、旅行日前日に朝のフライトが航空会社側からキャンセルされ、2時間後のフライトを取り直したと連絡アリ。
この2時間は大きいな〜と思っていたのですが、
①預け荷物がなく、空港ですぐに合流できたこと
②断食月 ( しかも断食が始まって最初の金曜日 = 多くの人が出控える日 ) で道が空いていたこと
③帰りのフライトが予定より1時間遅延すると事前インフォがあったこと
から、予定どおり2寺院観光+αでご案内することができました。しかも寺院観光中は絵に描いたような晴天。旅運強いなーと唸らされたお客様でした。
【 日程 】
9:00 GA204にて、ジョグジャカルタ国際空港(YIA)に到着。
9:25 空港到着ターミナル出口で合流。
9:30 空港出発。
9:30-11:00 専用車でプランバナン寺院へ。
11:00-12:40 プランバナン寺院・セウ寺院観光。
12:40-14:00 専用車でボロブドゥール寺院へ。
14:00-14:10 パダン料理食堂で昼食購入。
14:10-14:25 車の中で昼食。
14:30-16:00 ボロブドゥール寺院内部観光。
16:00-16:45 ボロブドゥール村めぐり。
16:55-17:20 ジャコウネココーヒー試飲。
17:20-18:45 専用車で空港へ。
18:45 ジョグジャカルタ国際空港(YIA)にお送り。
空港で合流した時点でまずはご希望を聞いてスケジュール調整。この時点で、すでに帰りの飛行機の出発遅延確定情報がお客様のもとに届いていました。その時間から逆算していくと、ちょっと忙しいスケジュールになるかもしれないけれど、プランバナン寺院→ボロブドゥール寺院内部観光の順番なら2寺院とも行くことができると説明したところ、「それで行きましょう!」と前向きなお答えをいただいたので、なにはともあれまずは出発!今朝まで降っていた雨が止み、明るくなってきていました。
インドネシアのこと・ジャワ島のこと・ジョグジャカルタのこと・車窓から見えるもの ( 特に手旗信号のおじさんや路上の物売り、バイクで移動する人たちなど )、その他四方山話を話していると、プランバナン寺院に到着。まーなんと車の数が少ないこと。いつもは長く待つ写真撮影スポットも誰もおらず、シヴァ祠堂の神々の石像とも貸切状態で見学することができました。
プランバナン寺院の観光を終えた時点で、選択肢は2つ。
①セウ寺院を見に行く場合は昼食は簡単なローカルフードでパパッと。
②レストランでゆっくり食べる場合はセウ寺院へは行かずボロブドゥールへ移動。
どっちのほうがいいですか?と聞くと、「ローカルフードにも興味があるし、自転車でセウ寺院に行くというのも良い!」ということで自転車をレンタルしてセウ寺院まで行ってきました ( 自転車レンタル代 Rp 20,000/台 )。この日はいつもより湿気か多く、プランバナン寺院中はベタベタだったのですが、自転車にのるとスーッと風を感じて気持ち良かった!
セウ寺院観光後、すでにお昼の時間でしたが、ボロブドゥール寺院内部観光は入場時間指定があるので、お昼ごはんは後回しで、とりあえずボロブドゥールへ移動。この区間もいつもより空いていてスイスイ走れました。
ボロブドゥール寺院入り口付近のパダン料理屋でごはん+おかずをテイクアウト。こういう店では汁気のあるごはんでも耐油紙に包んだだけで出されるので、車内で、お皿もない状態で、プラスチックの小さなスプーンで食べるのはなかなか難しいかったのですが、こういうのも含めて楽しんでくださったので一安心。おなかがすいていたというのもあると思いますが、完食です。
食後すぐにボロブドゥール寺院内部観光。1回あたりの最大入場者数は150名ですが、今回は半分くらいしかいない感じでした。密かに心配していた雨はどこへやら、ものすごいいい天気。人がいつもより少ない分、写真も撮りやすく、説明もしやすく、とてもいい観光でした。
ボロブドゥール寺院の観光が終わった時点でまだ小一時間があったので、ボロブドゥール寺院から車で10分ほどの村へ。ちょうど1日の断食明けに向けて、家の軒先で食べ物や飲み物が売り出される時間帯で、ニワトリやヤギを飼う昔ながらの暮らしとこの時期ならではの風景をポツポツと降り出した雨のなかご覧いただけました。あまりの「いつの時代や」的な村の様子がとても印象深かったようです。最後にホンモノのジャコウネコを見て、ジャコウネココーヒーを飲んで、あとは一路、空港へ。ちょうど1日の断食が明ける時間帯だったので、ほとんど人影はなく、無事、空港へは飛行機出発の1時間半前に到着できました。
「ジョグジャカルタ、いいところですね。また来たいと思いました」と最後におっしゃてくださった言葉で今夜はゆっくり眠れます!
正直、インドネシアではフライトキャンセルや大幅な遅延は珍しいことではありません。
今回はラマダンという特殊な状況だったからこそ、フライトキャンセルにも関わらず、当初の予定をこなすことができたわけですが、どんな状況であれ、トラブルが起こってしまった場合には、可能なかぎりご希望に近いかたちで旅をしていただけるよう全力でサポートします。
今回はたまたまわたしでしたが、当社のガイド・ドライバー全員がお客様に寄り添った考え方をし、フルサポートを惜しみません。もちろん、トラブルが起こった時点でわたしも状況を細かく把握し、最善を尽くします!