オンラインバイクタクシーGojekを使って、家から10分程度で行ける場所へ子どもと行ってきました。
行先は、Borobudur Eduparkという石像やモニュメントがたくさんある施設とアンティーク品などが飾られているカフェKopi Lima Gunung。そして、このカフェのオーナーが誘ってくれたので、飛び入りで山の中にある村で行われていた民族舞踊の練習を見に行ってきました。
10:15ごろにオンラインバイクタクシーを予約し、まずはBorobudur Eduparkへ。コロナ禍で一時期激減したオンラインタクシードライバーが最近はようやく増えてきて、すぐにマッチングできたので5分も待たずと迎えに来てくれました。乗車時間約10分、Rp 24,000。
Borobudur Edupark ( 入場料 大人Rp 25,000、3歳以上の子ども Rp 15,000 ) は土曜日の午前だというのに閑散と静まりかえっていてチケット売場を探すのに右往左往。チケットを買って入るとスタッフの女の子がずっとついて案内してくれました。ボロブドゥール寺院のモニュメントやレリーフやストゥーパのレプリカをはじめ、いろんなタイプのモニュメントや像がありました。ベトナムやベルギーで大きな仕事を引き受けているくらい実力のあるお店が造っているので、一つ一つのクオリティーは高いのですが、なんせモチーフも材料もバラバラなものが、所狭しと並んでいる様は統一感がまったくなく(笑)、強烈なインドネシア感が濃厚な施設でした。個人的にはインドネシアで一番小さい金の仏像というのが一番見ごたえがあったかな。あと、奥には工房もあるので作業を見られるのも良かったです。蚊が多くて刺されまくったのには閉口しましたが、像好き・動物好きな子どもたちには大好評で来た甲斐がありました。
その後はまたオンラインバイクタクシーで移動すること約5分 Rp 16,000。カフェに到着。
この Kopi Lima Gunung というところ、元々はアンティークや古いバティックを扱うお店で、わたしにとってはちょっと敷居が高かった。でも1年ほど前からカフェの看板も出ていたので、ずっと気になっていたんです。ドリンクもフードも種類は多くはないですが、アンティークに囲まれた空間はそれだけで行く理由になるほどです。カフェの奥には庭があり、さらにアンティークや芸術品が飾られていて圧巻。ちなみに、置かれているモノは買い取りOKだとのこと。
オーナーは地域の伝統芸能コミュニティーの長でもあり、G20に関連したイベントがボロブドゥール周辺でも行われるそうで、その練習をたまたまこの日やることになっていたそう。一緒に行く?と誘ってくださり、面白そうなので、お言葉に甘えて車に乗り込みました。
ボロブドゥールから車で約1時間走った山の中の村。何の変哲もない普通の村に突如として現れた大きなアートセンター。鈴の音を轟かせながら踊る集団。それを見に来る村の人たち。練習が終わった後はアートセンターでちゃっかりごはんまで食べさせていただきました。アートに縁のないわたしにとっては、夕暮れの小雨のなかでふらっと迷い込んでしまったような不思議な経験になりました。
帰宅したのはすでに夜6時すぎ。午後の早い時間に終える予定だったショートトリップが思いがけず1デイトリップとなりましたが、新たな出会いもあり、とても充実した1日でした。こうやって出かけると何かが起こる。それがジャワ。長い長いコロナ禍で出来なかったことを、これからいっぱいしよう、息子たちよ。