ジョグジャカルタではパラントゥリティス Parangtritis、ティマン Timang が観光ビーチとして知られていますが、実はビーチは他にもまだまだあるんです。近年、開発が進み、少しずつですが注目され始めました。
( ジョグジャカルタ南部のビーチはすべて泳ぐためのビーチではなく、海の景色や味覚を楽しむためのビーチです。高波のため泳げず、かといってサーフィンにも適していませんので、あしからず )
今回、ポッと休みがあったので、偵察とリラックスを兼ねて行ってきました。
ジョグジャカルタ市内からは山を越え南に車で約2時間。地理的にはパラントゥリティスとティマンの中間に位置しているビーチを目指します。道路はきれいに整備されていました。
まず最初に向かったのは、バロンビーチ Pantai Baron、ククップビーチ Pantai Kukup。
東西に視野が開けていて、どーんと海が見え、ジョグジャカルタっ子にとっては手軽なデイトリップ先としてずっと前から親しまれていたビーチです。朝日や夕日が見えるほか、獲れたてのシーフードが並ぶ魚市場があったり、海を眺めながらシーフードが手ごろに食べられる食堂があったり。最近では宿泊施設の開発が進んでいて、すでに1室しかないラグジュアリーヴィラやインフィニティプールがあるゲストハウスなどができています。ざっと見た限りでも工事中の中規模ホテルも何か所かありました。
私が今回2泊したのは、Kampoeng Baron。
ビーチからはすこし離れているのでオーシャンビューではないのですが、アートで、ピースフルな全7室の宿です ( 外国人好みなのも納得です。実はオーナーはオランダの方です )。
レストランもお洒落 & 味よし!1日目の夜は大きなロブスターに舌鼓。2日目の夜は鯛のスープが旨し。
帰りは、パラントゥリティスビーチにつながる新しくできたばかりの道路を通り、ブッカビーチ Laut Bekah に立ち寄りました。ここはまだまだ全く開発されておらず、海が見えるところまで行くのにガタガタ道しかなく、車で入れないのですこし歩かないといけないのですが、海の色や海が見える角度は断然このブッカがいい!地球が丸いのがわかるくらい広角に、真っ青な大海原が広がっています。地元の漁師によると、クジラやイルカが泳いでいるのが見え、ロブスターも毎日10kgほど上がるのだとか。とすると、ブッカの観光資源としての潜在能力はとても高そうです。近々、クジラとイルカの真相を確かめに再訪しようと思います。