【旅日記】2019年8月31日 チャンディ詣④ ( プライベート )

チャンディ Candi とは、インドネシア語で「寺院」の意。基本的に古代の寺院に使う言葉で、仏教寺院でもヒンドゥー教寺院もすべて ” チャンディ ” をつけます。


この日は大学のゼミのご一行様のお見送りに空港へ。すこし早めに空港方面へ出向き、ささっと空港とプランバナン寺院の間に位置してアクセスしやすい、サリ寺院サンビサリ寺院カラサン寺院に行ってきました。

サリ寺院
午後1時のクラクラするような強い日差しの下、サリ寺院に入りました。入口にあるチケットボックスにすら人はおらず、敷地内を見渡しても人の気配が全然ない。
後から払えばいいかと勝手に入ってパネルの説明を読んでいたところ、裏の小屋からおじさんが出てきて、眠たそうに対応してくれました。
パネルの説明にあるとおり、この寺院は僧院だったそうです。確かに素人目に見てもドアがあり、窓がたくさんあり、屋根もあり「家」っぽい。堂内は3つに区切られていて、今は何も残っていませんでしたが、何人かの僧侶がここで瞑想や修行や、こんな昼下がりにはうたた寝もしていたのかなと思うと、荘厳な雰囲気のほかの寺院よりも身近に感じられる温かさがあるように思いました。

サンビサリ寺院
しんと静まり返っていたサリ寺院とは打って変わって、サンビサリ寺院は観光客で賑わっていました。入口横には小屋があり、中にはサンビサリ寺院の説明や発掘作業の写真、ジオラマや出土した像や陶器など数多くの資料が公開されていて圧倒されます。
本堂もきれいに修復されており、ロロ・ジョングラン寺院のシヴァ神殿でもおなじみのドゥルガー、ガネーシャ、アガスティヤがここにもおり、一気に親近感が沸きました。

カラサン寺院
サリ寺院・サンビサリ寺院とは大通りを挟んで反対側にある寺院。大通りのすぐそばなので道路を走行中に建物の間からその姿が見られます。
サンビサリ寺院からはバイクタクシーでひとっ走り。

現在は修復工事中でひっそり。昼下がりの暑い時間帯だったためか工事のおじさんたちも日陰で昼寝中。
足場が組まれているので壁面もよく見えず。堂内に入ることもできず。
唯一作業をしていたおじさんに話を聞くと、工事は来年明けまで続くだろうとのことでした。

空き時間を使って3寺院参詣。暑かったけど大満足の2時間でした。