私は今、ボロブドゥール中心部から車で10分ほどの村に住んでいます。このあたりでは村 ( インドネシア語では Desa と言います ) のコミュニティの結びつきが強く、村単位で日本の町内会のようなものが存在しています。
今回は、前々から興味があった Desa 主催の日帰りバスツアーに息子と参加してきました。行ったのは、動物園、ビーチ、光の公園とローカルがよく行く定番の観光地です。
バスは Desa から出発。自宅から集合場所まで徒歩1分!大型バスがでーんと路上駐車されていました。6:30に集合場所に来てねと聞いていたので6:20に行くとそこにはまだ数名。一応大まかに座席は決まっているようなので、ツアーリーダーに席を確認し、着席。結局全員揃ったのは7:00過ぎ。52席の大型バスは9割がた埋まりました。ほとんどの人が顔見知りというのは、子連れにとっては気が楽です。
事前に聞いた日程では動物園と海岸と博物館という内容でしたが、出発と同時にツアーリーダーが「博物館はなし。海岸2ヶ所に変更します」とマイクで放送。テキトーだな〜と思っていたら、いきなり車内でカラオケ大会 ( 朝7:00です…笑 )。
まず最初の観光地は、Gambira Loka Zoo。ジョグジャカルタで唯一の動物園です。12:00まで約3時間、自由行動。集合時間は下車の前にマイクでアナウンスがあるわけではなく、下車後にさざ波がひたひたと広がっていくように口伝てで参加者から参加者に伝わっていきました。
動物園の後、バスは南下し、パラントゥリティス海岸とその隣のデポッ海岸へ。
パラントゥリティス海岸では、突然大波が来て、波打ち際で記念撮影していた人やゴザを引いてお菓子を食べていた人は逃げるのが間に合わず上半身からびしょ濡れに。こういうアクシデントでも爆笑してネタにするのはお国柄ですね。
デポッ海岸はシーフード食堂や海産物の揚げ物を売るお店が集まっているエリアです。お母さんたちは何やら色々買い込んでいて、帰りの車内は磯の香りが充満していました。
パラントゥリティスを出発したのが17:00すぎ。今から帰ると19:00すぎだな~と思っていたところ、バスはお土産屋で1回ストップ。そして最後に、Taman Pelangi Yogyakarta というイルミネーション公園に立ち寄り、Desa に帰ってきたのは21:00を回ったころでした。
今回の参加費用は1人 Rp 125,000 ( 町内会費で一部まかなっているので格安です )。
主催者曰く、多くの人に参加してもらえるようTシャツや食事などは入れず ( こういうDesaツアーでは当日着用する用のTシャツや帽子を作ります )、コストを下げて参加費を安くしたので、皆参加してくれて良かったとのこと。
私としても、息子が楽しんでいたのでとても満足です!
ルーズなところはやっぱりルーズ。でもしっかりしているところは意外にしっかりしているというジャワ仕様のツアーはとても新鮮な経験となりました。