何処かに行きたい病が疼きだしている今日このごろ。
この日はジョグジャカルタ市内のホテルから空港へのお送り業務だけのドライバーがいたのでジョグジャカルタ中心部まで車に同乗し、ドライバーがお客様をお送りしているあいだだけ、1人でぶらぶらすることにしました。
最初は晴れていたのですが、途中で雨が降ってきて…。
ちなみにこの写真はモニュメント・ジョグジャ・クンバリの敷地内にあった、歴代大統領のランタン。奥の赤い服の女性がスカルノ大統領の長女で第5代目大統領のメガワティさん、手前のスーツの男性が現職のジョコ大統領。シュールです(笑)。
まず最初に行ったのは、モニュメント・ジョグジャ・クンバリ、通称 “ モンジャリ ”。
「モニュメント」と名前が付いていますが博物館です。タマン・ペランギというランタン公園と一緒になっています。
独立戦争時代のジョグジャカルタと近郊都市の歴史を写真・パネル・ジオラマ・レリーフで紹介しています。情報量がすごく多いので、独立戦争に興味があればとても有益な博物館。ただ残念ながらほとんどの展示物の説明はインドネシア語のみ。
子ども連れの女性グループや小学生の団体が大型バスで来ていました。
モンジャリを出た時点で危ない空模様。でもまだ大丈夫かな…とバイクタクシーを選んだのが間違い。別の博物館に行く途上で大雨になってしまいました。博物館の後は、ベジタリアン食堂でささっとごはんを食べて、路地裏にある玄人っぽいコーヒー屋で過ごす予定でしたが、びしょ濡れになってしまい、万事休す。博物館以下を諦めて、途中でバイクタクシーを降り、その場でドライバーを待つことにしました。
降りたところが、トゥグの塔に近かったので、雨が弱まったときに小走りでトゥグの塔があるロータリーに面したカフェ Kebon Ndalam Coffee & Eatery に逃げこみ、カプチーノ。
あーあ、予定完遂できず…と不貞腐れていたのですが、ざんざん降る雨とトゥグの塔を眺めていると、そういえば若いころの旅先ではよく町のカフェから雨を眺めていたなぁと思い出しました。30歳超えてからの旅は予定ありきの旅が多くて、スケジュール遂行が当たり前になっていたから、ジョグジャカルタの雨をゆっくりこうやって見たことってなかったかも。こういう視点でみるとこの時間はすごく贅沢なのかも…と思い始め、思いがけず充実した気持ちになりました。
ちなみにトゥグの塔とは、ジョグジャカルタのシンボル的存在で、夜にはライトアップされ、若者が自撮りをしに来るところです。The Phoenix Yogyakarta、Haper Mangkubumiからは徒歩すぐ。近くのホテルに泊まる場合は夜の散歩がてら見にいくと、ジョグジャの若者カルチャーが見られて面白いですよ。
結局、今回は予定の4分の1しかこなせず。でも、この雨のおかげで、また1人遊びをする理由ができたから良しとして、リベンジの機会を狙います。