約4年ぶりにセログリヨ寺院に行ってきました。
ボロブドゥール寺院から車で小1時間の山奥にある小さな寺院です。寺院自体もボロブドゥール寺院と同年代と考えられており、古く価値あるものなのです。また村や美しい棚田のなかを歩く寺院までのウォーキングも魅力で、ボロブドゥール寺院とセットで訪れる欧米人旅行者が多い場所です。
今回は駐車場に到着した時点ですでに午後3:30。歩いて行くと営業時間に間に合わないかも…ということで、行きは村人のバイクタクシーで山道を疾走し、帰りはよいよい夕方の景色を眺めながら歩いてきました。地元のコーヒーあり、村人との交流あり。たった4時間ほどでしたが、ストーリーのある小旅行となりました。

14:45ごろにボロブドゥールを出発。田舎道を走り、45分ほどで到着。16:00に閉まってしまうので、村人が運転するバイクタクシーに乗って寺院の麓まで移動 ( バイクタクシー代 Rp 20,000 )。寺院にはまだ数人の西洋人と地元の観光客がいて、開いているあいだに滑り込みできました。

以前来たときは修復中で土台しかなかったけれど、上まできちんと修復されていました。山奥に佇むヒンドゥー教寺院は、時間帯も影響したのかもしれませんが、とてもミステリアスな雰囲気を醸し出していました。

帰りは寺院から駐車場まで山間の道を歩きました。未舗装ですがほぼ平坦で、棚田を見ながら歩く美しいウォーキングルートです。途中にカフェがあり、地元で採れたコーヒーを出しているとのこと。何種類かありましたが、樹齢70年のコーヒーの樹から採れた老成ロブスタコーヒーをいただきました。酸味と苦味が強いのに飲みやすく、旨かったです ( 1杯 Rp 25,000 )。
その後も採りたて生姜を洗うご夫婦や村で社会活動の一環で1ヶ月合宿している大学生たちやバレーボールをする青年たち、凧揚げしている少年たちと言葉を交わしながら歩き、駐車場に戻ったのは夜6時前。暮れゆく村がなぜかノスタルジーでした。