ボロブドゥールが1年で一番賑わう日、仏陀生誕祭 “ ワイサック ”。
今年は5月29日でした。
当社 Javanava Travelcafe は3種類の混載ツアーとプライベートツアーで合計150名のお客様と一緒にこの日を迎えました。
毎年の恒例行事なのに、プログラムも会場も全部毎回変わる ( しかも直前まで変わる ) という参加者泣かせのイベントです。運営側からすると、変更にはちゃんとした理由があるので仕方ないのですが…。よく言えば、フレキシブル。悪く言えば、行き当たりばったり。ザ・インドネシアですね。当社スタッフ一同、すこしはそのワイサックの癖に慣れたつもりでいましたが、いやー、今年は想像以上でした…。なんせメインイベントのランタン上げの時間と場所が当日の夕方にまた変更されたのですから。こちらとしては、まさに青天の霹靂。
実際の流れとしては、こんな感じの1日でした。
早朝 ~ ムンドゥッ寺院で僧侶や信者による仏教行事。
11:00ごろ パレードがムンドゥッ寺院出発。
13:00ごろ パレード終了。
18:00ごろ ボロブドゥール寺院で僧侶や信者による仏教行事。
20:00 ランタン上げイベント会場開場。
22:30 – 23:30 ランタン上げ。
用意されたランタンは2,000個。4名で1個のランタンに願い事を書いたシールを貼って合図に合わせて一斉に放ちます。言葉では表現できないくらい幻想的な瞬間です。ちなみにお客様によると3回ほどランタンをあげることができたそうです。
今年はワイサック直前にスラバヤでの爆弾テロやムラピ火山の噴火があり、その影響からか去年・一昨年よりも参加者や観光客が少なかったように感じました。
また今年はインドネシア大統領がスピーチに来るという話もあり( 結局、来ませんでした )、軍や警察の警備がこれまでになく物々しかったです。
正直、ランタン上げのころには参加者も観光客もツアーオペレーターも消耗してしまっています。
でもランタンは疲れを吹っ飛ばす美しさがありますね。ランタン後、会場入りしたころよりも元気な足取りで帰って来るお客様を見て、改めてそう思いました。
テロが起こった時点でツアーは不催行にすべきじゃないかと悩んだし、やると決めた後も例年以上に緊張をして迎えた今年のワイサックでしたが、お客様にはそんな心配を微塵も感じさせることなくワイサックという特別な1日を存分に楽しんでもらうという目的をクリアでき、当社にとっても私にとっても貴重な経験となりました。
あ、あと今年は初めてワイサック翌日のボロブドゥール寺院に行ったのですが、いつもは大混雑の寺院には数えられるくらいの人しかおらず、とーってもすいていたんです。どうやらワイサック翌日はボロブドゥール寺院が1年で一番人が少ない日のようです。ワイサックですこし疲れがあるかもしれませんが、ワイサック翌日の寺院観光おすすめです!
今年の反省も踏まえ、また来年もワイサックのツアーを作ります!来年もよろしくお願いします!
( 写真はお客様の一人が提供してくれました )