【旅日記】2023年11月20日 W杯 U-17 観戦記 in ソロ ( プライベート )

インドネシア・ジャワ島で開催されているW杯 U-17。
アジア首位として参加する日本かホスト国として参加するインドネシアかどちらかをスタジアムで観てみたい!
” ( ゲームがある4スタジアムのなかで家から一番近い ) ソロに来い来い来い~ “ と念じながらグループステージを見守っていたところ、トップ16のトーナメント初戦で日本がソロに来ることになりました!
インドネシア生活8年目にして初スポーツ観戦です。

観戦チケットはFIFAの公式サイトで販売されています。
ノースエリアとサウスエリアがRp 100,000、イーストエリアとウェストエリアがRp 150,000。なぜかイーストが買えないようになっていたので、ウェストエリアを購入。指定できるのはエリアだけで座席は自動振り分けでした。
この日はソロのスタジアムで15:30 エクアドル × ブラジル、19:00 スペイン × 日本の2ゲーム。2試合とも1枚のチケットで通しで観戦可能です。ユースと言えども、ワールドカップの試合がたったRp 150,000で見られるとは!

朝10:00にボロブドゥールの自宅を車で出発し、ジョグジャカルタ経由でソロへ。
極端に雨の少ない今年の雨季。本日も快晴。
14:00ごろにソロに入り、昼食は子どもたちのリクエストで、Takoyaki Mr Hiroshiでたこ焼きとラーメンとギョーザ。
16:00前に会場であるマナハン・スタジアムに到着。
駐車場からゲートまで歩いているあいだも歓声が聞こえてきていて、ワクワク。パートナーと私はエクアドル対ブラジルも見たかったのですが、子どもがグズって肝心の日本戦が観れなくなっては困るので、しばらく近くの公園で子どもを遊ばせ、17:00過ぎに入場しました。
大きなカバン持ち込み不可、飲み物・食べ物持ち込み不可。大人だけでなく小さな子どもしっかりボディチェックがあり、かなり厳しく警備されていました。

このスタジアムは1998年に造られ、近年大々的に改修されたそうです。収容人数20,000人。
今回のW杯 U-17では決勝まで使われる予定のスタジアムです。
想像していたよりも近代的で明るく、通路からシートエリアに出たとき、あまりの気持ちよさにワーと嬌声をあげてしまいました。
座席はF列の19-22番。前方の真ん中あたりで、フィールドにとても近かった。暮れゆく紫の空と銀色のスタジアムの屋根の曲線と鮮やかなグリーンの上で走る南米2チームの選手たちがなぜか夢の中でみているような非現実的な感じでした。

実はサッカー生観戦は人生初。
ゲーム前には審判もウォーミングアップすること、消火活動みたいな放水があることも興味深かったのですが、イメージキャラクターとボールボーイのコントのような掛け合いやMC(?)のノリノリ選手紹介も面白かった。普段は日本の国歌に何の思想もないですが、試合前に流れたリズムだけの君が代はなんだかカッコよく聞こえました。

どうやら運営側のコントロールにより、ウェストエリアはほぼ満席、イーストは3割程度、ノースとサウスはガラガラという状態でゲームスタート。ハーフタイムにあったアナウンスでは約8,000人が入ったそうです。日本・スペインどちらかの応援で来たというよりはサッカー好きのインドネシアの人たちが観に来ていて、ひとりニッポンコールをするわたしは完全にアウェイ(笑)。
ゲームは、前半は日本も善戦したのですが、後半はほぼスペインに支配され、1-2で負けてしまいました。タイムアップの笛と同時に座り込んでしまった日本の選手たちは、意気消沈しながらもスタジアム内を一周し、4地点で観客に挨拶をきちんとしました。それに対してインドネシア人の観客はニッポン!ニッポン!と大きなコールと拍手喝采で、謎の一体感に包まれて終わりました。

最後になりましたが、イーストエリアで日本国旗を掲げて応援歌を歌っていた日本人サポーター数名の方々。インドネシア在住の方々なのか、はたまた応援のために日本や他の国から来られた方なのか。隣で一緒に応援したかったです!!

【 後日譚 】
優勝はドイツ、準優勝はフランスとなりました。
参加国24か国のうち、日本は12位、インドネシアは18位。
アジア予選では強かった日本ですが、この本試合での最終ランクは8位にウズベキスタン、9位にイランとアジアのなかでも上がいるという結果でした。
といっても、U₋17の君たちの道はまだまだ長い!さらなる高みを目指して、がんばれニッポン!がんばれインドネシア!