Nasi = ごはん
Bakar = 焼く
その名前のとおり、ごはんをバナナの葉っぱで包んで炭火で焼いたものです。
中には香草やサンバルのほか、テンペ、チキン、きのこ、ビーフ、魚、エビなどの好きなおかずを入れます ( 写真はきのこです )。
あっさりしていて、香草の香りと炭火の香ばしさが染み込んだごはんは食欲をそそり、次もまた食べたくなるような「やみつき飯」です。
ジョグジャカルタの名物コーヒー、コピ・ジョス。
驚くなかれ、熱々の炭を丸ごと入れたコーヒーです。
“ ジョス ” というのは、炭を入れたときの音を表しているとか。
ちなみにコーヒー自体は普通のコーヒー。ちゃんとお湯で作ります。
そこに炭を投入。ジュッと音がしてコーヒーが数秒赤く光ります。
グラスの底にはコーヒー豆の滓や炭がどろっと溜まってますので、上澄みを飲みます。
味はというと、ちょっと炭っぽい味がするかな、という程度。
カフェやお洒落コーヒー屋にはなく、路上専門店でいただきます。マリオボロの近くには夜になるとコピジョス屋が並ぶ有名な通りがあります。
話のネタにぜひお試しあれ。
キャッサバ ( タピオカの原料 ) をシンコンと呼びます。
強く、成長の早い植物で、ボロブドゥール周辺の畑ではたくさん育ててます。( 写真左上が収穫されたばかりのシンコン。根っこの部分です )
塩茹にしたり ( 写真下部 )、ジャワ砂糖と煮て甘いおやつにしたり、ポテトチップスみたいにしたり、揚げたり ( 写真右上 ) して食べるのが一般的です。登場頻度高めです。
シンコンチップスはコンビニやスーパーでポップな包装のものが売ってるので、お土産におすすめです。
また葉っぱの部分はジャワ風おひたしにして、ごはんのおかずとして食べます。
日本の肉まん・餡まんに瓜二つなバッパオ。中国の影響を感じる食べ物です。
中身は鶏肉、緑豆、パイナップルジャム、ブルーベリージャム、イチゴジャム、チョコレートと様々。
町や村では朝や夕方にガラスケースと蒸篭を積んだバイクや手押し車が移動販売に来ます。
日本の肉まんよりも軽く、子どもや女性でも軽く2・3個は一気にいけます。
揚げ物が主流のジャワのスナックのなかで珍しくヘルシーなスナックです。
春巻きです。
中身は、人参・タケノコ・春雨・チキン・エビ・ウズラの卵などバラエティに富んでいます。
そのままで食べても味がしっかりついていますし、辛味ソースをつけて食べる人もいます。
ごはんのおかずというよりは、スナック。レストランにもスナックとしてメニューにあったりしますが、多くはルンピア専門の食堂や手押し車の揚げ物屋で売られています。
ルンピアで有名なのはスマラン。スマランのお土産の定番です。ルンピアの超有名店あり、手押し車で路上販売あり、大型のお土産屋あり。
ジョグジャカルタのマリオボロ通りにも人だかりのできる手押し車のルンピア屋があります。
米粉にココナッツミルク、砂糖、塩、サゴヤシから採れるデンプンを加え蒸した甘いおやつです。
しっとりとしていて、日本のういろうや羊羹のような食感です。
ピンクやグリーンの食紅を入れた部分とオリジナルのままの白い部分がレイヤー状になっていて色鮮やか。
色や形が地味なほかのおやつに比べてパッと目を惹く存在です。
スーパーやコンビニでは売ってません。ローカル市場やおやつやスナックを売っているローカル向けの店で売られています。
中国・香港・台湾でメジャーな仙草ゼリー。ジャワ島にもあり、こちらではチンチャウと呼びます。
仙草という薬草の茎や葉を煮出した汁をゼリー状に固めたものです。生のままの茎や葉を使うと緑色のゼリー ( チンチャウ・ヒジョウ Cincau Hijou )、乾燥させた茎や葉を使うと黒のゼリー ( チンチャウ・ヒタム Cincau Hitam ) ができます。
仙草には暑気あたり防止や解熱効果があるとされており、冷たいデザートもしくはドリンクとして主に日中に食します。
ココナッツミルク・ジャワ砂糖のシロップ・氷を加えてグラスで出されます。仙草の苦味とココナッツミルクやジャワ砂糖の甘さがよく合い、おいしいです。
ジャワ島発祥のスイートドリンクです。
ココナッツミルク、溶かしたジャワ砂糖、お米やタピオカで作られたゼリーのようなもの、氷が入ってます。極太ストローとスプーンでいただきます。
スイーツと言ってもカフェやレストランで出てくるものではなく、露店や屋台で売られている、完全なローカルスイーツです。
甘くて冷たくて、暑い日のちょっと一息にぴったりです。