【お役立ち情報】宗教

インドネシアの憲法には、イスラム教・キリスト教プロテスタント・キリスト教カトリック・ヒンドゥー教・仏教・儒教の6つの宗教のうち、どれか一つを信仰しなさいと定められています。
どの宗教を選ぶかは個人の自由です ( 基本的に親の宗教を引き継ぎますが、成人後に自分の意志で改宗可能です )。
局地的にヒンドゥー教やキリスト教が大多数の島や地域はありますが、全体的にはイスラム教が多数派で、インドネシアは世界最大のイスラム国家と言われています。

ジャワ島も約90%がイスラム教徒 = ムスリムです。
なので旅行中は少なからずイスラムの習慣のなかに身を置くことになります。
代表的なイスラムの習慣といえば、
アルコールがある店が極端に少ない → 詳しくは ” タブーとマナー お酒 ” にて。
・豚肉がない 
・モスクがいたるところにあり、朝早くから礼拝の呼び声が大音量で流れる 
などです。
またマナーやタブーもイスラム教の教えからきているものが多々あります。

イスラム教と聞くとニュースに登場する過激な宗教のイメージがあるとは思いますが、ここジャワ島の99.9%のムスリムは穏やかで礼節を知る人々です。他の宗教の人を攻撃したり、無理に改宗させたりすることはありません。

実際にジャワ島に住んで間近で見ていると、宗教に対してとても大らかです。
異教徒がモスクや教会など信仰の場に入ることを禁止している国もありますが、ジャワ島ではむしろウェルカムです。また仏教遺跡のボロブドゥール寺院・ヒンドゥー教遺跡のプランバナン寺院に入場するのにも何ら抵抗はないようですし、中国寺院や僧院に入って記念撮影している人もたくさんいます。最近ではクリスマスも日本と同じようなイベント的な感覚でサンタクロースや雪だるまが登場し盛り上がっています。

違う宗教を信仰しているからという理由で区別・差別することはありません。
私は今、イスラム教半分・キリスト教半分という村に住んでいますが、村でイベントがあるときは全員で準備をし同じ場所で同じものを食べます。

信仰度合も個々人により随分違います。
イスラム教を例にとると、1日5回の礼拝をきっちりしている人もいれば、時間があるときにだけしかしない人もいます。断食も同じで1か月ちゃんとする人もいれば、初日だけ形式的にやって、次の日からは普通に飲食する人もいます。女性の服装も様々で、中東のように目以外をすべて覆う黒い服を着ている人もいれば、スキニーパンツとTシャツ姿の人もいます。

ただ、どの宗教にも属していないということはなかなか理解されません。
こちらでは少し仲良くなると「宗教は?」と聞かれることが度々あります。そういう時に「無宗教です」と答えると、沈黙されてしまうか、質問攻めにされるかです。生まれた時から宗教が身近にあるので、多くの日本人のような宗教観はなかなか理解されないようです。
もしも旅行中、このような会話になったときは、バシッとどれか宗教を1つ挙げることをおすすめします。