【旅日記】2021年6月19日 ステイケーション① スマラン県トゥンタン ( プライベート )

ステイケーションとは、英語のステイとバケーションを合わせた造語で、新型コロナウイルスパンデミック下で広く知られるようになった言葉だそうです。色々な制限がかかっている昨今、遠出や長期休暇の代わりに、“ 近隣のホテルなどでゆっくりと過ごす ” ような旅のことを指し、インドネシアでは大手ホテル予約サイトなどが盛んにこの言葉を使っています。
かく言うわたしも、自宅での缶詰め状態に飽き飽き。パートナーと相談し、1ヶ月に1度くらいは感染対策をしっかりしたうえで、ステイケーションでリフレッシュを図ろうということになりました。
今回はその1回目。下の子にとっては初めての外泊なので、臨機応変に行動できるよう、まったくのノープランで。ボロブドゥールから車で1時間半の場所にあるスマラン県トゥンタン市へ行ってきました。

1日目、Paradjis van Javaという3ルームしかない小さな宿へ直行。本当は早めにチェックインして、子どもたちをプールで遊ばせたかったのですが、連日の涼しい気候と雨のため、15:00ごろに自宅を出発し、夕方にチェックイン。部屋でしばらく休んでから、夕食はパートナーの希望で、地元の人に人気のサテレストラン Sate Kambing Muda Balibul で。ここはヤギのサテが有名だそうです ( わたしは元々お肉がダメなのでサテは食べられませんが、パートナーは自分用のヤギのサテも子どもたちが食べきれなかったチキンのサテも柔らかくて香ばしくておいしかったそうで、ペロッと平らげてました )。

翌朝6:00に下の子が先発して起床。もうちょっと寝ててほしいと思いつつ、外に出ると、昨日の夕方は煙っていて見えなかったテロモヨ山とウンガラン山、そしてペニン湖がきれいに見えました。家庭的でおいしい朝食のあとは、プールで遊び、11:30にチェックアウト。
そのあとは、ちょっとだけトゥンタン市内を回りました。このトゥンタンは比較的涼しい気候と風光明媚な景観が楽しめるので、オランダ統治時代にはオランダ人に愛された地域です。今でも瀟洒な雰囲気のトゥンタン駅 ( アンバラワ鉄道博物館から出ている観光ディーゼル機関車の発着駅 ) や白亜の洋館が残っています。現在は、主にインドネシア人観光客向けに観光開発が進められていて、展望台や遊園地があります。
まずは、Tlogo Resort & Goa Rong View というホテルでコーヒーを。すこし前はこのホテルは Tlogo Resort &Coffee Plantation という名前だったんです。名前のとおり、広い敷地のそこかしこにコーヒー農園があり、実がなっていました。
そのあとは、ペニン湖畔の Radesa Wisata Tuntang へ。村のなかを抜けると竹で組まれた歩道が湖の中まであり、その先の竹製タワーがフォトスポットのひとつになっています。水草 ( 主にホテイアオイ ) を収穫して乾燥させている様子やお手製の小さな手漕ぎボートで釣りをしている様子を見られたりと、なんともピースフルな光景が見られて気持ちよかったです。
帰りの道でたまたまナシ・バカールの食堂を見つけたので昼食をとり、夕方前に自宅に戻ってきました。

それにしても、子どもが2人だとホテル探しが難しい。子ども1人の添い寝なら無料のところが多いのですが、子ども2人で検索すると2部屋取らないといけないと案内が出てきたり…ヒットしなかったり。今回のホテルも予約サイトでは子ども1人無料、子ども2人なら2部屋と出たので、直接ホテルに聞いてみたところ、あっさり子ども2人OKが出ました。オーナーにすぐに確認できるのも小さな宿のいいところですね。

たった1泊2日、というか実質24時間の旅でしたが、久々に外で過ごしたことにとても開放感を感じました。ホテル代は朝食付きで約3,800円で、食事代やガソリン代を入れても今回の旅で使ったのは9,000円ほど。これでまた明日からの変わり映えしない日常も頑張れるなら、ステイケーションはとてつもなく有効だなと感じました。
…ということで、来月はどこに行こうかな~と早速検討中です。こうやって旅の計画をたてる時間すらとても楽しいもので、日常のなかの潤いになります。