【旅日記】2019年6月17日 チャンディ詣① ( プライベート )

チャンディ Candi とは、インドネシア語で「寺院」の意。基本的に古代の寺院に使う言葉で、仏教寺院でもヒンドゥー教寺院もすべて ” チャンディ ” をつけます。


GW、ワイサック、レバランと続いていたバタバタの日々が落ち着きました。落ち着きすぎて、このままでは脳も精神も弛緩しすぎてしまいそうです。
そこで今日はパソコンの前を一切離れ、外に行くことにしました。
行先は、ボロブドゥール近郊にあるンガウェン寺院グヌン・ウキール寺院。近くにあるのに、これまできちんと行ったことがなかったんです。

どちらの寺院もボロブドゥールからジョグジャカルタに行く途上にありますが、ほとんど知られていないため、訪れる人は多くありません。修復や保存などの管理も有名寺院ほどきっちりとされていないので、どちらもパッと見は「廃墟」です。でも観察してみると、どちらの寺院も建設当時はきちんとしたビジョンを以って造られたであろうことが感じられます。またボロブドゥール寺院プランバナン寺院などにはない ” 哀愁 “ がいい味を出しています。

ンガウェン寺院
ボロブドゥールから車で約15分の場所にある仏教寺院。ボロブドゥール寺院群と何らかの関係があると言われています。5つの伽藍が北から南に並んでおり、第2堂・第4堂には首の欠けた仏像が現存しています。

グヌン・ウキール寺院
ボロブドゥール寺院から車で約30分。山の上にあるヒンドゥー教寺院。この辺り一帯では最も古い、730年代の建造と考えられているが詳しいことはわかっていない。
ほとんど修復されておらず、現在では本堂のヨニや本堂に対面する小堂に遺るナンディ ( シヴァ神の乗りもの ) の石像しか見られない。
駐車場から寺院までは竹林のなかを約10分歩く。

チャンディ詣の後は、きのこ専門レストラン Jejamuranで遅めの昼食。月曜日の昼2時だというのにほとんどのテーブルが埋まっていました。トンセンジャムール、きのこスープ、空芯菜炒めなどいつものメニューは安定のおいしさ。
その後はボロブドゥールに戻り、自宅近くのコーヒー屋で近辺のコーヒー農園で採れたロブスタ種のコーヒーを飲み、暗くなってきたころに帰宅しました。

中部ジャワ・東ジャワはチャンディの宝庫。これからも少しずつ色んな寺院詣をしたいものです。

いい気分転換になりました。さあ、明日からまた気を引き締めていっちょ頑張ろ。