ボロブドゥール・ライフ」カテゴリーアーカイブ

Buと呼ばれて…

2018年11月25日

名前を呼ぶときの「◯◯さん」にあたる言葉は、こちらでは年齢や社会的ポジションによって変わるのでたくさんあります。

男性なら、Pak ( パッ : 子どもがいる人・目上の人 )、Mas ( マス : 若い男性 )。
女性なら、Bu ( ブ : 子どもがいる人・目上の人 )、Mbak / Mbah ( ンバッ / ンバァ : 若い女性 )。
などなど。

これを名前の前につけて呼びます。Pak〇〇、Mbak〇〇、という感じで。
お隣さんにも、仕事関係の人に対しても使います。

難しいのは、Pak と Mas の分かれ目、Bu と Mbak の分かれ目が曖昧なところです。
相手との関係性 ( いつ知り合ったのか、どういう付き合いか ) やその人の感性により変わるんです。

私はというと、スタッフやドライバー、ガイドからは Mbak で呼ばれています。またママ友からも Mbak です。勝手な想像ですが、みんな同年代だから Mbak なのかなと思います。
でもご近所付き合いのなかでは Bu です。Bu〇〇と私の名前で呼ばれることもあれば、Bu●●と息子の名前で「●●のお母さん」という意味で呼ばれることもあります ( 実は Bu は Ibu の省略形で、Ibu とは「お母さん」という意味なんです )。これも勝手な想像ですが、ご近所のなかでは私の仕事や年齢はあまり関係なく息子の母として捉えられているからだと思います。

でもこの前、新しく来たスタッフに Bu で呼ばれました…。彼女はまだ20代前半で、初対面だったし、仕事上のポジションでは私の方が上だし…と色々理由をつけて納得しようと試みたのですが、実は結構衝撃的でした。
そうか、私はもう Bu と呼ばれる年齢なんだな…と。
Mbak でいいよと言うべきか、このまま Bu で行くべきか…まだ思案中です。

ちなみに、これは名前を知らない人を呼び止めるときにも使います。例えばレストランや道で「Mas!」「Mbak!」と呼びかけます。
「エクスキューズミー」よりも簡単で、とてもナチュラルな感じに聞こえますので、皆さんもぜひ使ってみてくださいね。

ジャワのクリスマス

2018年11月14日

今日、ジョグジャカルタのショッピングモールに行くと、クリスマス用品がたくさん販売されていました。

イスラム教徒が8割以上と言われるジョグジャカルタでもここ数年クリスマスには街中にサンタやツリーが現れます。キリスト教の人々にとっては神聖な日ですが、全体的にみれば楽しいイベントのような扱いで、まさに日本のクリスマスのような雰囲気です。

“ クリスマス = 寒い冬のイベント ”というのがまだ染みついている私にとっては、蒸し暑い雨季のなかのトナカイもスノーマンもまったくピンときませんが、ジャワの人たちにとっては外国を感じられる心踊るイベントのようです。

果物と雨季

2018年11月7日

雨季と言えば旅行者には敬遠されるシーズンではありますが、実は果物のシーズンでもあるんです。
ランブータン、マンゴー、ドリアンetc。南国ならではの果物が出回ります。

今日はお隣さんからランブータンをいただきました。家の庭のマンゴーの樹には実がたわわに実り収穫まであともう少しです。

雨季も果物のシーズンももうすぐです。

日常のなかのバティック

2018年11月7日

地味な色だな~
変な模様だな~
自分が身につけることはないな~

初めてジョグジャカルタに来てバティックを見たときに、こんな感想を抱いたわたしですが、
こちらに住みだしてから、すこしずつバティックの良さがわかるようになってきました。
ボロブドゥールに住む同年代のバティックデザイナーと出会い、彼女が作るボロブドゥール寺院や自然をモチーフとしたモダン・バティックに魅せられたところから始まり、その後、伝統的なバティックにも興味が広がりました。

大型店で大量生産されたものをささっと買うよりも、直に工房に赴き、職人さんたちが作る過程を見たり、店の主人と話をして、バティックを選ぶ時間が好きです。たとえ価格的に安い布でも、人の手のぬくもりが感じられる布は裁断することができず、布のまま置いています。

悲しいことにバティック柄の服を着こなすことができないので ( わたしの薄い顔はバティックに負けてしまいます… )、バティック柄の靴・かばん・スカーフなどワンポイントでバティックを身につけるようにしています。バティック総柄のシャツなどは日本では着にくいと思いますが、小物だと日本でも大丈夫かも!?ご自身のお土産として、ぜひ試してみてくださいね。

ちなみに、うちではバティックは、友達のバティックデザイナーが教えてくれたとおり、赤ちゃん用のシャンプーで洗濯しています。彼女によると市販のバティック用洗剤よりも赤ちゃん用シャンプーの方が色落ちを防げるそうです。


バティックについては、こちらのページで詳しく紹介しています。
ご興味のある方はどうぞ。


当社ではバティック工房めぐりのツアーも行っています。
詳しくは下記より。
ジョグジャカルタ バティック紀行
ソロ バティック紀行

マライア・キャリーな夜

2018年11月6日

今夜、ボロブドゥール遺跡公園ではマライア・キャリーのコンサートがありました。
パートナーと夕食を食べているときに突然「行ってみるか」という話になり、とりあえず出掛けてみました。
もちろんチケットは持ってなかったので普通なら入れないのですが、ラッキーが重なって公園内には入ることができました。さすがに会場の中までは入れませんでしたが。
開演の20:00から1時間ほど、会場横に停車していた消防車の上から観ました。残念ながらマライア・キャリーは米粒みたいな大きさでしたが。

小学生のころは親が聴いていたし、高校生のころは私自身が聴いたマライア・キャリーを20年経った今、ボロブドゥールで本人が歌っているのをパートナーや息子と聴くのってすごく不思議な感じがしました。

生粋のボロブドゥール人であるパートナーは「ボロブドゥールはここまで来た」( 国際的に有名なパフォーマーが来るのは初めてだそうです ) と別の意味で感慨深げでした。

マライア、ボロブドゥールに来てくれてありがとう。
今度来るときは、ちゃんとチケット買って行きます。

断水

2018年10月24日

普段の暮らしのなかでは、日本での生活に比べても、それほど不便は感じていないのですが、今日はやられました…。
お昼前から今現在 ( 夜7時半 ) までずっと水が止まってます。

こちらでも水が止まることはそうそうないのですが…。
リカバリーの遅さには辟易です…。
ライフラインで一番大事な水なのに、何をちんたらしとんねん!!と関西弁でツッコミを入れてやりたい。
こういう部分はさすがインドネシアですね。

水の大切さを痛感中。
水よ!早く戻ってきて!!

後日談 : 結局、水が戻ってきたのは翌日のお昼でした。

買い物@Shopee

2018年10月1日

ボロブドゥールに移住してかれこれ2年半。
これまで仕事と出産・子育てでそれどころではなかったので ( いや、それは今も絶賛進行中ではありますが )、ほとんど服やインテリアを買う心的余裕がなく、日本から持ってきた服とパートナーが買ってきた変なデザインの家具とともに過ごしてきたのですが、何かの拍子にスイッチが入り、この1週間で散財してしまいました。

インドネシアでも楽天・Amazon・Yahooショッピングのようなショッピングサイトがあります。
主なのは、Shopee・Tokopedia、JD.ID。
①品ぞろえも豊富
②送料も安い ( 無料なのもあります )
③購入前に売り手とチャットで簡単にコンタクトが取れる
④英語設定ができる
…外国人にとっても非常に使いやすいんです。

こういうショッピングサイトが爆発的にシェアを広めたのはここ1年ほど。
TV・Youtube・ラジオでCMを大々的に流し、一気に広まりました。
おかげで、今ではボロブドゥールのど田舎に住んでいてもIKEAの製品が買えるんです(笑)!

これも!あ、これも!とボタンを押しているとあれよあれよと相当な金額分をお買い上げ。
支払いはオンラインで済ますのでお金を使った感覚がなく、1個1個は安いから大きな額を使った感覚もない。
これ以上は危ない!と思い、もう視界に入らないようにアプリをトップページから外しました。

さあ、散財した分、また働こう。

後日談 : 数店舗で買い物をし、ほとんどの店はきちんと画像どおりのものを買った分だけ送ってきました。でも1店だけ明らかにオカシイ店がありました。画像と違うものを送ってくる・商品未達なのに取引完了を促す・リファンドを渋るなどなど、なんともまあ…。こういう商売をする店はそのうち淘汰されていくだろうとは思いますが、利用する場合にはまだまだ注意が必要だな~と思いました。

健康サンダルはじめました。

2018年9月14日

ジャワの一般家庭では、日本と同じように靴を脱いで上がります。家の中では裸足。

ただ私はこちらに来てからずっと家の中でも室内専用のビーチサンダルを履いています。( どんなにマメに掃除しても家の中には流砂や虫が入ってくるので裸足で過ごす気になれません… )

先日、ジョグジャカルタの庶民派スーパーPROGO ( メリアプロサニホテルの隣です )に買い物に行ったときに、ちょっと怪しげなおじさんが健康グッズのブースを出していて、そのおじさんがまったく健康そうじゃなかったところに惹かれて立ち止まってしまいました。おじさんは「今日の最初で最後の客を逃してなるものか!」みたいな鬼気迫る勢いで用途不明な健康グッズを何点も薦めてきたのですが、それを使って健康になる図が想像できず、結局唯一用途がわかる健康サンダルを買うことにしました。

“ 履いて歩くだけで足つぼマッサージ ”な健康サンダルですが、とにかく痛い。今日で使用3日目ですが、1日目は“ 早く歩けない ”だったのに3日経つと“ 歩きたくない ”に変わって来ていて、意思的に歩く回数が減らしています。「 それって逆に不健康じゃない?ふつうのサンダルに戻そうや 」という心の声に抗うためにこれを書いてみました。

健康は1日にして成らず。

最近のお気に入りレストラン Waroeng SS

2018年9月12日

いつ見ても車やバイクが大量に停まっているな~と思っていたローカル・レストラン「 Waroeng SS 」。ジョグジャカルタに数店舗、ボロブドゥールから一番近い町・ムンティランにも1軒あり、常に混んでます。
店の名前の「SS」とは、Super Sambal の略だそうで、サンバルが種類豊富に揃っています。その他にも鶏や魚や野菜料理がたくさんあります。

なんでそんなに人気なんだろう…と常々思っていたのですが、先日夜遅くに仕事が終わり、たまたままだ開いていたのがこのお店だったので初めて入ってみました。

メニューの豊富さにも驚きましたが、その価格にびっくり!
安っ!!

オーダーし待つこと数分。テーブルにはオーダーしたものがすべて並びました。
早っ!!

さっそくいただきます。
うまっ!!

そりゃ~みんな来るよな。安・早・旨の三拍子が揃ってるんだから。
深く納得。

それ以降、外食のうち5回に1回は、Waroeng SS に行ってます。
すでにれっきとした大ファンです。

決意表明

2018年8月24日

今年7月・8月はたくさんのご予約をいただき、感謝感謝です。
8月に限っては全体の約70%が日本人のお客様でした。またガイドとして同行させていただく機会もたくさんあり、重ねて感謝感謝です。

ボロブドゥール寺院・プランバナン寺院はじめ、ボロブドゥール・ジョグジャカルタの寺院遺跡は何度訪れても魅力的で飽きません。お客様に同行しながら毎回新鮮な気持ちで遺跡を歩いています。

そんななか沸々と湧いてきたのは、「もっと深く遺跡について勉強したい」という想いです。
普段の観光ならすっ飛ばされるこのレリーフにはどんなシーンが描写されているのか。
この辺り一帯に遺る大小すべての遺跡を建立順に並べるとどうなるんだろう。
ユネスコの修復チームなどんな人々で構成されていたんだろう。
…と長年心の中に溜まっていた質問に対してそろそろ真剣に取り組もうかな、と。
9月下旬から12月下旬まではたっぷり時間がありそうなので、本を読んだり博物館に行ったり無名の遺跡に行ったりして自分なりに勉強することをここに誓います。

勉強の成果は今後同行した折に発揮できますように。