西はスマトラ島の対岸の町・メラッ、東はバリ島の対岸の町・バニュワンギまで、ジャワ島では鉄道網が走っています。そして、ほぼ時刻表どおり運行されています。
残念ながら新幹線や観光列車はほとんどありませんが、時に車窓からジャワの風景を眺めながら、時にうたた寝しながら、時に同乗者と言葉を交わしながら、ガタンゴトンと揺られながらの移動は、鉄道ファンでなくても旅の1ページとして記憶に残る時間となることでしょう。

長距離列車 Kereta Api
都市と都市を結んでいます。
長距離走行・夜間走行する列車でも座席のみ。
座席は、エコノミー Ekonomi・ビジネス Bisinis・エグゼクティブ Eksekutif の3クラス。全クラスともエアコン・WC完備。
切符は、当日空席があれば当日駅の窓口にて購入可能ですが、ほとんどの利用者が事前予約していることから、早めに予約をおすすめします。

長距離列車の切符手配、承ります。詳しくは、こちら。

入線

エグゼクティブクラス

2人席

1人席

関連情報 ー
ジャカルタのガンビール駅とスラバヤのパサール・トゥリ駅のあいだをラグジュアリークラスを連結した列車アルゴ・ブロモ・アングレッが走っています。1日に2往復のみ。1車両に18シートのみ、シートはフルリクライニング仕様。運賃は同じ列車に連結しているエグゼクティブクラスの約2倍。

近距離列車 ( コミューター ) Commuter
ジャカルタとボゴール、ジョグジャカルタとソロなど短い距離を走る列車。
基本的に全席自由席。切符は当日駅の窓口で購入。

レールバス バタラ・クリシュナ Bus Rel Batara Kresna
ソロのプルウォサリ駅とウォノギ駅のあいだを走る、ジャワ島唯一のレールバス。
現在の大統領ジョコ・ウィドドがソロ市長だった2012年に主にインドネシア人観光客招致のために導入したのが始まり。
停車駅は5駅、乗車時間最長1時間45分、1日2往復、自由席。切符は7日前から予約可、また当日窓口で購入可。
ソロ市の真ん中やウォノギリの田園を走るため、車窓からの風景を楽しめる。

地下鉄 MRT
2019年3月に開通したジャカルタ首都圏を走る地下鉄。

観光列車 ディーゼル機関車 Kereta Wisata Lokomotif Diesel Vintage
中部ジャワ・アンバラワのインドネシア鉄道博物館が運行。約100年前に使用されていたディーゼル機関車と車両を使っています。
土日祝のみ運行、1日2本～4本。全席自由席。切符は当日、博物館の窓口で購入。
詳しくは、こちら。

アンバラワ駅

ディーゼル機関車

木造車両外観

木造車両内部

車窓から①

車窓から②

車掌さん

【 日程例 】

上記日程は一例です。リクエストに応じて乗車区間や観光箇所の調整可能です。
日程相談は下記コンタクトフォームよりご連絡ください。

鉄道の旅の相談はこちらから。

当社を設立してまだ間もないころ、車椅子を使っているイギリス人の男性一人旅を手配しました。
事前のメールでは車椅子利用は知らされておらず、お迎えしたときに空港で初めて知りました。
ドライバーから連絡を受けた当社代表が彼に会うと、彼はこう言いました。
「事前に詳細を伝えず申し訳ない。車椅子の一人旅だと告白すると、どの旅行会社も受け入れてくれないから、意図的に言わなかった。僕は車椅子でも可能な範囲で自由に旅がしたい」
結局、ドライバー1名では対応できない ( 彼は100㎏を超える大巨漢でした ) ので男性スタッフ2名を同行させ、ボロブドゥール寺院やプランバナン寺院など3日間かけてご案内しました。
言葉のとおり、彼は本当に自由で、よく遊びよく食べよく呑みました。脚が悪いというハンデなど微塵も感じさせぬほど豪快に。

半ば「やっちゃえ」的な勢いで対応した、この経験が気づかせてくれました。
ハンデがあるからって特別視して特別難しいことをしなければならないわけではない。
「自由に旅したい」「あの場所に行ってみたい」という気持ちを叶えるための方法がほんの少し違うだけなんだと。

それ以降も車椅子利用の方や難聴の方、弱視の方の旅の手配を続けています。
ひとえに「ハンデ」と言っても、度合いもリクエストも様々。
例えば、
「ボロブドゥール寺院の上からの景色が見てみたいからビデオで撮ってきてほしい」と言われた、両杖をついた方。
「静かな環境だと聞き取りやすいから、なるべく人がいない時間帯に観光したい」と言われた補聴器を使用している方。
「筆談で対応してほしいから」と iPad を持参された聾唖の方。

ハンデがあるけど、旅をしたい。
それは普通の旅人よりも熱い気持ちなのかもしれない。
当社はその熱い気持ちにできるだけ寄り添いたいと思っています。

日程の相談や観光地の情報だけではなく、
「ホテルの部屋はエレベーターから近いところにしてほしい」
「段差のないレストランに連れて行ってほしい」
などホテルやレストランも含めて総合的にご案内します。

バリアフリーの旅の相談はこちらから。

現代ニッポンで日々忙殺され、立ち止まる時間なんてない。
鬱々、悶々、ずるずるな自分。
そんなときは無理矢理にでも日常から離れ、心静かに自分と向き合う時間を。

ボロブドゥールは8世紀ごろに仏教の聖地として選ばれた特別な場所。
土地自体に不思議なパワーが宿っていたのかもしれません。
21世紀の今でも緑はどこまでも深く、早朝や黄昏の時間帯は荘厳な雰囲気に包まれます。

高いビルがないので空がとても広く、夜には星や月が驚くほど近くに見えます。
丁寧に人の手で手入れされている田や畑は都会のネオンとはまたちがった美しさがあります。
そういう場所に身を置くと、心がすっと軽くなりますよ。

ここからは、私 ( 日本人スタッフ ) の個人的な体験です。

私が初めてボロブドゥールに来たのは、大阪の旅行会社に勤めていた29歳のころでした。
職場にも仕事にも恵まれ、一人時間も楽しんではいたものの、仕事も私生活もどこか中途半端で、ぬるぬるな日々。
もうすぐ三十路なのに、人生これでいいのか？とぼんやり思っていましたが、具体的な行動ができず、さらに気分が落ちていく…そんな負のスパイラルに嵌りかけていました。

たまたま見た旅行雑誌にボロブドゥール寺院が載っていて、次の休暇に来てみることにしたんです。まったくのノープランで、ガイドブックの代わりに『ボロブドゥル』という本を持って。

毎日しっかり寝て、田んぼを見ながら朝食をとり、散歩し、果物を買い込んでたくさん食べ、ボロブドゥール寺院を歩いた5日間。
委縮していた細胞が水分を取り戻して呼吸していく感じを味わいながら、じっくり自分と向き合えました。
そして最後の日に大雨のなか決行したボロブドゥール寺院のサンライズでは朝靄がかかったジャングルの風景と鳥の啼き声がするすると自分の中に入ってきて、脱皮したような気分になったんです。

もちろんその日を境に人生が劇的に好転したということは全くなく、また日本で目の前のことに追われる日々に戻ってしまいましたが、「再生できる場所がこの世界にある」と知ったことは大きく、” 疲れ ” とか ” 衝突 ” にも向き合っていけるようになりました。

ボロブドゥールに住み始めて数年経った今でも、私にとってはボロブドゥールは絶好のリトリート先。煮詰まってしまったら、ボロブドゥールの自然のなかで「ひとり時間」を持つようにしています。

【 日程 】
しっかりとプログラムを組み規則的に動くリトリートもあれば、心の赴くまま過ごすノープランリトリートもあります。相談にのりますので、下記コンタクトフォームよりご連絡ください。

【 おすすめホテル 】
自然豊かな場所にある隠れ家としてぴったりなホテルです。

【 おすすめアクティビティ 】

リトリート・トリップの相談はこちらから。

世代がちがうと興味の対象もちがうし、食の面でも難しい。
おじいちゃんやおばあちゃんや子どものために途中休憩を挟みたいけど、大人にとっては休憩時間も有意義に使いたい。

家族旅行を企画するファミリーリーダー ( たいていはお父さんかお母さん ) のご心労、お察しします。当社はおじいちゃん・おばあちゃん・お子様だけではなく、計画を立て、無事ジャワ島まで家族を先導してきたファミリーリーダーにも存分に旅を楽しんでほしいと思っています。

ジャワ島は遺跡しかないイメージなので、家族旅行には合わないと敬遠されがちですが、実は抽斗がいっぱいあり、それらを上手く定番観光地に加えるだけで、世代を超えて満足できる旅に変身します。

ボロブドゥール寺院のゾウ

プランバナン寺院のヒクイドリ

東ジャワにあるサファリ

ボロブドゥール寺院の動物レリーフ

寺院遺跡公園に咲く花

ジャワ装束の鉛筆

素焼き陶器製作

馬車

馬のランチタイム

ジョグジャカルタの人気ジェラート①

これまでの家族旅行でいただいた相談・質問と解決法はこんな感じ…

ボロブドゥール寺院やプランバナン寺院はしっかり説明を聞きながら観光したいけど、子どもは飽きるだろうな…
→ 確かに小さなお子様にとって遺跡観光はちょっとハードルが高いですよね。でもボロブドゥール寺院もプランバナン寺院も公園内にはゾウや鹿がいたり、面白写真が撮れる場所があったり、遊具があったり、南国ならではの植物がたくさんあったりするので、お子様の興味を引きそうなもので気分転換しながら観光することが可能です。
また寺院そのものにも秘密がいっぱい隠されているので、小学校の自由研究にぴったり！お子様にも興味を持ってもらえるようなガイドもお任せください！

ボロブドゥールって寺院以外に子どもが楽しめるアクティビティってあるの？
→ ご心配なく。ちゃんとありますよ！馬車やサイクリング ( 子ども用自転車あり ) で行う村めぐりでは、陶器製作体験やバティック絵付け体験ができます。陶器・バティックは翌日の朝にお届けできるので、旅の記念に持ち帰り可能です。
小さなお子様におすすめなのが、鶏の形をした教会チキン・チャーチ。お子様は展望台へ。大人は眺望を楽しめるカフェでゆっくりできます。
小さなお子様から楽しんでいただけるボロブドゥール・クラフトツアーや小学校高学年以上のお子様にはラフティングや本格的なバティック教室やジャワ料理教室がおすすめです。

ジョンブラン洞窟に行きたいけど、おじいちゃんやおばあちゃんは乗り気じゃない。何かいい方法ないかな？
→ こういうのはどうでしょう？ジョンブラン洞窟組は朝早くに出発し、お昼過ぎまでジョンブラン洞窟で遊ぶ。ジョンブラン洞窟に行かない方たちは9時や10時に別のドライバーとガイドがお迎えに行き、ジョグジャカルタの市内観光にご案内。ジョンブラン洞窟組は15:30ごろにジョグジャカルタに帰ってこれるのでプランバナン寺院で全員集合し、寺院は全員で観光。

ラーマーヤナ舞踊ショー、興味あるけど夜遅いから、子どもやお年寄り向きではないよな…
→ そうですね。1日遊んだ後だとお疲れかもしれません。そんな場合は、プランバナン寺院のライトアップが見られるレストランでみんなで夕食ビュッフェを楽しんだ後、2手に分かれましょう。ショー鑑賞組はそのままショーへ。ショーを見ない方は先にホテルへお送りします。

私たちはショッピングをしたいけど、男性は時間を持て余すだろうな～
→ そういう場合はマリオボロがおすすめ。ショッピング組はお好きなだけショッピングをお楽しみください。ショッピングに興味のない方はその間、足つぼマッサージやコーヒータイム。

ブロモ火山・イジェン火山って子どもやお年寄りにはキツイよね？
→ ブロモ火山の観光でたくさん歩かないと景色が見られないのは火口湖のみ ( 火口湖は頂上まで長い階段です )。展望台やサバンナはジープで移動するのでほとんど歩きません。また、砂の海では馬がいるので馬に乗って移動することも可能です。
イジェン火山入山に関し、年齢制限はありません。ただし、ブルーファイアが見られる場所までは深夜に約2時間歩きます。登山道は整備されているとは言えず、また急な坂道もあります。登山する時間帯や整備状況から、小学校中学年以下のお子さまや山歩きに慣れていないお年寄りにイジェン火山はおすすめいたしません。お子さまやお年寄りの方はホテルに残り、大人の方だけでブルーファイアへ。

子どもも大人も楽しめるテーマパークやアクティビティってある？
→ 動物園だとタマン・サファリ・インドネシアという動物園がおすすめ。ボゴールとスラバヤ近郊の2か所にあります。
また、大きな町にはウォータースライダーやいろんなプールがあるウォーターパークがあります。もう少しワイルドな野外アクティビティだと、ジョグジャカルタ郊外やマラン郊外にチュービング・ラフティング・パラグライディングができるところもあります。

インドネシア料理って辛そう。子どもが食べられるものってあるのかな？
→ ほとんどのレストランでは注文時に「辛くしないで」と言えば、唐辛子なしで作ってくれます。
インドネシア料理レストランが多いですが、中規模以上の町には日本料理屋もありますし、おいしイタリアン・韓国風BBQなどもありバラエティ豊かです。
ちなみに、マクドナルド・ケンタッキー・バーガーキングなど、おなじみのファストフード店はたくさんあります。旅の途中、1回はなじみのファストフードもいいのでは？

何年後かに「みんなで行ってよかったね」と言ってもらえるような家族旅行を一緒に考えます。
ぜひ、家族揃ってジャワ島にお越しください。

◎治安・衛生については、「安全な旅のために」
◎トイレ事情・お風呂・虫対策などは、「快適な旅のために」

子ども連れ方へお知らせ

家族旅行の相談はこちらから。

ジョグジャカルタ・ボロブドゥール・ソロ ( スラカルタ )・ブロモ火山・イジェン火山には「ここにしかない風景」がたくさんあり、ファインダーを通して見るジャワはシャッターチャンスの宝庫です。

当社が提案する、この写真撮影の旅では、現役のインドネシア人写真家が撮影ガイドとして同行し、絶好の撮影ポイントへご案内します。

【 日程例① 】ジャワ島撮影の旅 ハイライト5日間

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【 日程例② 】ジャワ島撮影の旅 フルコース7日間

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上記日程は一例です。リクエストに合わせ撮影場所や時間の調整が可能です。
日程相談は下記コンタクトフォームよりご連絡ください。

こちらは同行する写真家が撮った写真です。
( 特別に掲載許可を得た ” 作品 “です。無断転載禁止です )

ボロブドゥール寺院 ( サンライズ、サンセット、ストゥンブの丘 )

ボロブドゥール 村や祭りのポートレート

豆腐工房

豆腐工房

プランバナン寺院 ( 夕景 )

ソロ ( スラカルタ ) での職人ポートレートと水上夕景

ワヤン

ワヤン

銅鑼

銅鑼

銅鑼

ブロモ火山 ( 朝日、夕景、夜景、村 )

イジェン ( ブルーファイア、イジェン火口湖、鉱夫ポートレート )

写真撮影の旅への相談はこちらから。

意外に思われるかもしれませんが、ジャワ島は女子旅にぴったり！
「女子旅は欲張りであるべき」
つまり選択肢が多ければ多いほど、女子旅向き。
特にボロブドゥール・ジョグジャカルタにはホテルもレストランもカフェも星の数あり。
予算や好みに応じて自由自在にチョイスしてください！

【 女子旅ポイント】
(1) スピリチュアルなボロブドゥール寺院やヴィヴィッドカラーに染まるプランバナン寺院サンセットでプラスエネルギーチャージ。
(2) キュートなプチホテルやラグジュアリーヴィラで特別な時間。
(3) プチプラ。でも高品質なスパやマッサージで日頃の疲れをリセット。
(4) お洒落カフェやレストランで目も体も喜ぶ食事。

【 日程一例 】ジョグジャカルタ・ボロブドゥール女子旅2泊3日

【 おすすめホテル 】

【 おすすめスパ 】

【 おすすめレストラン 】

上の日程はあくまでも単なる骨格です。ここにご自身の「わがまま」をどんどん付けて、オリジナルの旅を作り上げていきましょう。
例えば、「ランチはおいしくて安全なローカルフードにトライしたい」「スパは2回必須」「ほかの観光地も追加したい」などなど要望をどんどん出していただければ、リクエストをプラスした日程を提案します。

女子旅の相談はこちらから。